月額2,000円台で使える格安SIM会社＆格安プランは？20GB以上のプランが勢揃い！

20GB 月額2,000円台！格安SIM会社・格安プランのおすすめランキング

月額2,000円台で使える格安SIM会社や格安プランをランキング形式で紹介します。ただし、ランキングの順位が低いプランでも、個人の使い方によっては最適な選択肢になる可能性もあります。

ランキングは参考に留め、それぞれの特徴を細かく見てみましょう。

1位：IIJmio｜月額2,000円(税込)で20GBが使える！mio割適用でさらにお得

月額2,000円台の格安SIM会社で最初におすすめしたいのが、インターネットイニシアティブが運営するIIJmioです。

格安SIM会社として古くからサービスを提供しているIIJmioは、月額料金の安さや、乗り換え時にお得な価格でスマホを購入できるキャンペーンなどがユーザーから高い評価を受けています。

・月額料金

IIJmioは比較的小容量のプランが多く、「2ギガプラン」「5ギガプラン」「10ギガプラン」「15ギガプラン」「20ギガプラン」「30ギガプラン」「40ギガプラン」「50ギガプラン」の8プランとなっています。

このうち、月額2,000円台で使用できるのは「20ギガプラン」で、ちょうど月額2,000円(税込)のプランとなっています。

・サービスの特徴とおすすめポイント

IIJmioのサービスで特に注目したいのが「mio割」です。

これは、自宅インターネットとスマホをセットで契約すると割引が適用されるもので、月額660円(税込)の割引が受けられます。

20ギガプランは割引適用前でも十分安い月額2,000円(税込)ですが、mio割の適用で実質の月額が1,340円(税込)となり、他社と比較してもトップクラスの安さで利用することができます。

もうひとつ注目したいのは、乗り換えで加入する際のキャンペーンが充実していることです。

IIJmioでは他社からの乗り換え時に、スマホを同時購入すると大幅に割引されるキャンペーンをほぼ年中開催しています。

現在は「シェアNo.1記念キャンペーン」が実施されており、エントリースマホの「Redmi Note 10T」が一括払いで110円(税込)、防水・防塵などにも対応した「OPPO A55s 5G」が同じく一括払いで3,899円(税込)で販売されるなど、通常で買うよりもお得な価格でスマホを購入することができます。

2位：mineo｜独自サービスが魅力的！スマホセット割引もあり

mineoは関西電力グループのオプテージが運営する格安SIM会社です。

こちらの最大の特徴として挙げられるのは、ユニークなサービスの数々です。

広告による消費データがカウントフリーになる「広告フリー」や、余ったデータ容量を見知らぬユーザーと分け合える「フリータンク」など、他社では見られないさまざまなサービスを提供しています。

・月額料金

ユニークなサービスを多数提供しているmineoは、プラン構成も他社とは異なるものとなっています。

プランは大きく分けて2つあります。

1つ目は、他の格安SIM会社と同様に毎月のデータ容量で選ぶタイプの「マイピタ」です。

こちらには、1GB・5GB・10GB・20GBの4つがあり、20GBプランは月額2,178円(税込)で利用できます。

そして、もう一つのプランが無制限プランの「マイそく」です。

こちらは月額料金に応じて最大通信速度が決まる無制限プランとなっており、最大32kbpsの「スーパーライト」、最大300kbpsの「ライト」、最大1.5Mbpsの「スタンダード」、最大3Mbpsの「プレミアム」から選択することができます。

このうち、2,000円台で使えるのは、月額2,200円(税込)の「プレミアム」（最大3Mbps）です。

3Mbpsは決して高速とはいえませんが、Webサイトの閲覧やメール・メッセージの送受信はもちろん、画像が多いSNSや音楽ストリーミングなども十分使える速度となっています。

高画質なものでなければ動画再生も可能ですが、唯一注意してほしいのは、月曜日から金曜日の12時台は通信速度が32kbpsに制限されること。

32kbpsはテキスト表示が精一杯の速度なので、お昼休みなどにスマホを多く利用する方にはおすすめできません。

・サービスの特徴とおすすめポイント

mineoはユニークなサービスを多数提供していることが大きな特徴です。

自社が運営するコミュニティサイト「マイネ王」でサービスのアイデアを常時募集しており、mineoの使い勝手を向上させるさまざまサービスが生まれ続けています。

下表はそのごく一部をまとめたものですが、他にも便利なサービスが多数あるので、下記のページをチェックしてみてください。

詳細：mineo mineo独自サービス

これらのサービスの中で、特に注目してほしいのが「パケット放題 Plus」です。

こちらは、通信速度を最大1.5Mbpsに制限するスイッチをONにすることで、その間のデータ通信量はカウントされなくなるというオプションです。

月額2,178円(税込)の「マイピタ 20GB」には無料で適用できるので、Web閲覧など軽めのデータを使うときにはスイッチをONにしておき、高速で使いたいときはOFFにするという工夫をすることで、月々のデータ容量を20GB以上使えるようになります。

3位：NUROモバイル｜付帯サービスが充実！大容量プランを求める方に

3番目におすすめしたいのが、ソニーネットワークコミュニケーションズが運営する格安SIM会社のNUROモバイルです。

他社と比較してもトップクラスの安さであることや、ドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリア対応のほか、無料で使える充実した付帯サービスなどの強みがある通信キャリアです。

・月額料金

NUROモバイルのプランは大きく2つに分けられます。

まずは小容量プランの「バリュープラス」で、3GBの「VSプラン」、5GBの「VMプラン」、10GBの「VLプラン」、15GBの「VLLプラン」の4つで構成されています。

もっともデータ容量が多いVLLプランでも15GBで月額1,790円(税込)と、安価な価格構成であることが特徴です。

2つ目は、中～大容量プランの「NEOプラン」です。

こちらは、20GB使えて月額2,699円(税込)の「NEOプラン」と、40GBまで使える月額3,980円(税込)の「NEOプランW」の2つで構成されています。

NEOプランは高品質プランと位置付けられており、混雑時でも快適に使用できる専用帯域を用意していることが特徴です。

20GBで月額2,699円(税込)は他社と比較すると若干高額に見えますが、後述する付帯サービスを利用することで、どこよりもお得な大容量プランへと変わります。

・サービスの特徴とおすすめポイント

NUROモバイルのサービスの特徴であり、おすすめポイントとして挙げられるのが、充実した付帯サービスです。

月額2,000円台で使用できる「NEOプラン」には、3つの付帯サービスを適用させることが可能となっています。

まず、「NEOデータフリー」は、主要なSNSであるLINE・Twitter・Instagram・TikTokの一部サービスがカウントフリーになるサービスです。LINEのビデオ通話利用時など一部のサービスは対象外となりますが、それでも月々のデータ容量の節約に大きく役立ちます。

2つめは「あげ放題」です。こちらはアップロード時のデータ通信量をカウントしないサービスです。「オンラインストレージに画像や動画を保存する作業」や「ライブ配信」など、容量の大きなデータを扱うときも無料対象となっています。

最後は、3ヵ月ごとにデータ容量が追加で受け取れる「Gigaプラス」です。NEOプランの場合は15GBを受け取ることができます。受け取ったデータは、その月に使い切っても構いませんし、3ヵ月後まで繰り越しできるので、月5GBずつ使用して、実質月25GBのプランとして利用することもできます。

これらのサービスをすべて適用させれば、NEOプランは月額2,699円(税込)ながら、「月25GBで、主要SNSやアップロードがカウントフリー」という、お得なプランとして使うことができます。

なお、3つのサービスとも無料ですが、「Gigaプラス」のみ申し込み手続きが必要なことに注意しましょう。

4位：povo｜使い方にあわせてカスタマイズ可能！

4位は、auのオンライン専用プランであるpovoです。

povoの特徴は、「基本料金0円+トッピング」という全く新しいスタイルのサービスを提供していること。毎月決まった金額を支払うのではなく、必要に応じてデータや通話トッピングを追加することで、自分好みのプランにカスタマイズして利用できます。

・トッピング料金

トッピングをしていない状態だと、通信速度が大きく制限されて、まともに使うことはできません。

そこで、高速通信データ容量を追加する「データトッピング」を購入する必要があります。

データトッピングは常時6種類販売されていますが、このうち2,000円(税込)台で使えるのは、月額2,700円(税込)の「データ追加20GB（30日間）」となります。

金額だけを見ると安くはないため、povoは良好な通信速度や通信品質面にも注目して選ぶべき通信キャリアといえます。

・サービスの特徴とおすすめポイント

povoのサービスの特徴およびおすすめポイントとして最初に挙げられるのは、豊富なトッピングです。

高速データ通信を追加する「データトッピング」、かけ放題を追加する「通話トッピング」に加え、有料動画配信サービスを短期間使用できる「コンテンツトッピング」も用意されており、自由にサービスを組み立てられます。

また、期間限定で販売されるデータトッピングにも注目です。こちらは常時販売されているトッピングよりもお得なことが多いので、定期的に情報をチェックすることをおすすめします。

詳細：povo トッピング一覧

povoのサービスでもうひとつ注目してほしいのが「ギガ活」です。

これは、対象のお店で条件を満たした買い物をすると、ギガ（データ容量）がプレゼントされるサービスです。

対象店舗はコンビニ、スーパー、ドラッグストアなど多岐にわたっており、3～7日間程度有効なデータ容量が付与されます。

povoのデータトッピングは、有効期限の短いものから消費されていくため、有料のデータトッピングを購入したうえでギガ活と併用すれば、多くのデータ容量を使うことが可能となります。

5位：ワイモバイル｜割引サービスありなら最安値クラス！

ソフトバンクのサブブランドとして展開されているワイモバイルが5位となっています。

サブブランドのため他の格安SIM会社よりも通信品質がよいことや、実店舗を多く展開していることが強みとなっています。

2023年10月にプラン改正が行われ、旧プランと比較して月のデータ容量が多くなった「シンプル2」が登場していることにも注目です。

・月額料金

新しく始まったプラン「シンプル2」にはS/M/Lの4つがあり、それぞれ4GB・20GB・30GBのプランとなっています。

このうち、月額2,000円台に収まるのは4GBの「シンプル2 S」のみで、月額2,365円(税込)となっています。

これまで紹介した他社のプランは月額2,000円台だと20GB程度使えることが多かったので、4GBしか使えないワイモバイルのプランはかなり割高と言わざるを得ません。

・サービスの特徴とおすすめポイント

前述の通り、ワイモバイルの月額料金は他社と比べても高額です。

しかし、各種割引サービスの割引額が大きく、これらを適用すると最安値クラスのプランとなります。

そのため、自宅のインターネット回線とセットで契約したり、家族みんなで乗り換えたりする方には、ワイモバイルをおすすめできます。

割引最大適用時のプラン料金は下表の通りです。月20GB使える「シンプル2 M」も2,000円台に収まっており、他社と比較してもかなり安い金額となっていることがわかります。

20GB 月額2,000円台！格安SIM会社・格安プランを一覧表で比較！

これまでに紹介した月額2,000円台のプランを一覧でまとめました。

高速通信を求めるならどれがおすすめ？通信速度を一覧で比較！

通信キャリアを選ぶ際には、価格だけでなく、通信速度や通信品質も気にする必要があります。

ここでは、通信速度の比較ができるサイト「みんそく」のデータを引用し、各社の平均ダウンロード速度および、速度が低下しやすい昼間のダウンロード速度を一覧で比較してみます。

これを見ると、月額料金が若干高額なpovoとワイモバイルの通信速度が良好であることがわかります。

もっとも良いのはpovoで、平均ダウンロードは85.13Mbpsを記録。昼間の時間帯も同等の数値となっています。

ワイモバイルも比較的良好で、平均ダウンロード速度は83.47Mbps。昼間は若干の速度低下はありますが、ストレスを感じるほどではないでしょう。

一方、安価なプランを提供しているIIJmio・mineo・NUROモバイルは、平均ダウンロード速度がそれぞれ40～50Mbps程度となっています。また、昼間の速度が10Mbps台まで落ちているため、混雑時は速度低下が気になる可能性があります。

目的別！月額2,000円台プランの選び方

本記事で解説した各プランの特徴を踏まえ、目的に応じた最適な格安SIM会社や格安プランをピックアップしました。

どんなアプリを使うのか、何時頃に使うことが多いのかなどによって最良の選択肢は変わってくるので、まずは自分の希望や使用方法を明確にしてからプランを選ぶようにしましょう。

2024年3月12日時点の調査内容です。