ドコモ光でWi-Fiルーターを使う方法は？つながらないときの対処法も

ドコモ光でWi-Fiを利用する3つの方法

まずは、ドコモ光でWi-Fiを利用する方法を紹介します。以下の3つの項目に分けて確認していきましょう。

対象プロバイダへの申し込みで無償レンタルできる

ドコモ光の契約時に指定プロバイダに申し込むことで、Wi-Fiルーターの無償レンタルが利用できます。プロバイダ側で「無線LAN（Wi-Fi）ルーターレンタルサービス」に登録しましょう。指定プロバイダは以下の10社です。

レンタルできるWi-Fiルーターは、IPv6対応の「ドコモ光ルーター01」。

ドコモ光の提携プロバイダが提供する「IPv4 over IPv6通信」に対応しています。

「IPv4 over IPv6通信」とは、従来の光回線と比べて、さらに安定した高速通信を利用できる技術です。サービスによっては「v6 プラス」と表記することもあります。

IPv6では、従来の光回線が抱えていた「アクセスが集中すると通信速度が低下する」という問題を改善し、速度低下が起こりにくくなりました。

さらに、IPv6に負荷がかかりすぎているときには、IPv4への切り替えが可能。IPv6とIPv4の組み合わせによって、安定した高速通信が利用できるようになったのです。

ただし「IPv4 over IPv6通信」を利用するには、Wi-Fiルーター/プロバイダともに、機能に対応している必要があります。どちらかが対応していないと使えないため、確認しておきましょう。

なお「ドコモ光ルーター01」の販売は2022年7月に終了しており、以降はレンタルサービスでのみ提供されています。

ドコモ光ルーター01の基本性能

続いて、ドコモ光ルーター01の基本性能を解説します。

ドコモ光ルーター01の無線LAN規格は「Wi-Fi 5（11ac）」。ブロードバンドルーター機能は「最大867Mbps」です。最新のWi-Fiルーターの多くは「Wi-Fi 6（11ax）」や「最大1Gbps、最大10Gbps」に対応しているため、高性能とは言えないでしょう。

とはいえ、性能が低すぎるわけではありません。
インターネット検索や動画視聴などは、問題なく利用できると考えられます。

付加サービス：ネットワークセキュリティについて

ネットワークセキュリティは、ドコモ光ルーター01で利用できるオプションサービスです。月額料金は385円(税込)。「光ルーターセキュリティ」と「PCセキュリティ」がセットで利用できます。それぞれの機能を詳しく見ていきましょう。

「光ルーターセキュリティ」の機能は、ネットワークセキュリティを契約しているドコモ光ルーター01への接続によって適用されます。
セキュリティソフト未搭載のネットワーク接続機器（テレビ、Webカメラなど）にも有効です。

設定方法など、詳しい情報は「光ルーターセキュリティご利用方法」をご覧ください。

「PCセキュリティ」は、マカフィー社が提供するセキュリティサービスです。お手持ちのパソコンに、専用のアプリケーションをインストールすることで、適用できます。詳しくは「PCセキュリティのインストール方法」をご確認ください。

ドコモ光電話対応ルーターでの接続も可能

「ドコモ光電話」の追加オプションの1つに「無線LAN機能」があります。前述した「ドコモ光ルーター01」の指定プロバイダ以外を契約する方におすすめです。エリアやサービスによって、レンタル機器・月額料金が異なるため、表で紹介します。

東日本エリアの利用料金は、月額330円(税込)とやや高めに設定されています。長く利用する方は、市販のWi-Fiルーターの購入を検討しましょう。一方、西日本エリアの利用料金は、月額110円(税込)と大変お得です。

自前のWi-Fiルーターも使用できる

ドコモ光は、市販のWi-Fiルーターの接続にも対応しています。「最大速度1Gbps対応」や「Wi-Fi6対応」といった、高性能な機種を使いたい方におすすめです。

Wi-Fiルーターは、Amazonなどの通販や家電量販店で販売されています。
性能にこだわりたい場合は、10,000円程度の商品を比較しましょう。

ドコモ光のWi-Fiルーター接続方法は2ステップ

ここからは、ドコモ光で無償レンタルできる「ドコモ光ルーター01」の接続方法を紹介します。以下の2つの項目に分けて見ていきましょう。

機器の接続方法

あらかじめ「ONU（回線終端装置）、光電話対応ルーター」の電源を切った上で、接続を始めてください。

1. 「ドコモ光ルーター01」にスタンドを取り付ける

まずは、ドコモ光ルーター01にスタンドを取り付けましょう。縦置きと横置き/壁掛けで取り付け箇所が異なります。設置する場所にあわせて選択してください。

2. 「ドコモ光ルーター01」とONUまたは光電話対応ルーターを接続する

次に「ドコモ光ルーター01のWANポート」と「ONU（回線終端装置）または、光電話対応ルーターのLANポート」をLANケーブルで接続します。どちらもカチッと音がするまで差し込みましょう。

3. 機器の電源を入れる

「ONU（回線終端装置）もしくは光電話対応ルーター」→「ドコモ光ルーター01」の順に電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れてください。

ドコモ光ルーター01のランプが点灯・点滅しはじめたことを確認し、60秒程度待ったら接続完了です。前後左右の約5cm以内にほかの機器や壁がない場所に設置しましょう。

端末の接続方法

続いて、端末側で行うWi-Fiの接続設定を紹介します。iPhoneとAndroidで方法・手順が異なるため、分けて確認しましょう。

1. ドコモ光ルーター01の背面に記載されている「SSID/暗号化キー」を確認する。

2. iPhoneの「設定」アプリを開き「Wi-Fi」をタップする。
3.「Wi-Fi」をオンにして、事前に確認した「SSID」を選択する。
4.「パスワード」の項目に「暗号化キー」を入力し「接続」をタップする。

1. Androidの「設定」アプリを開き「Wi-Fi」をタップする。
2.「Wi-Fi」がオンになっていることを確認し「メニュー」→「詳細設定」と進める。

3. Wi-Fi詳細設定画面から「WPSプッシュボタン」をタップする。

4. ボタン押下の案内画面が表示されたら、ドコモ光ルーター01の「らくらくスタートボタン」を10秒程度長押しする。
5. POWERランプが黄緑点滅したら、長押しを止める。

6.「Wi-Fiネットワーク「”dhr01-xxxxxx-x”」に接続しました」画面が表示されたら「OK」をタップする。

ドコモ光のWi-Fiルーターがつながらないときの対処法

ドコモ光のWi-Fiがつながらない場合、Wi-Fiルーターや設定に問題が発生している可能性があります。以下の5つの手順に分けて、対処法を試してみましょう。

1. 機器の電源をオフにする

はじめに、ドコモ光のインターネットに接続している「パソコン / スマホ / タブレット」の電源をオフにしてください。

続いて「Wi-Fiルーター」→「ONU（回線終端装置）」の順に、電源プラグをコンセントから抜いて、電源をオフにします。電源を確実に切るために、電源ボタンがある機種でも一度電源プラグを抜きましょう。

2. ケーブルの緩みを確認する

機器に接続されているケーブルの接続部分に緩みがないかを確認してください。緩みがある場合は、ケーブルの端子をしっかりと差し込みましょう。確認する箇所は「光コンセント / WANポート / LANポート」です。

また、Wi-Fiルーターに無線LANカードが挿入されている場合は、一度抜き差しをしましょう。

3. 電源を入れ直す

電源の入れ直しは、オフにするときと逆の手順で行います。まずは「ONU（回線終端装置）」→「Wi-Fiルーター」の順に、電源プラグをコンセントに差し込みます。

次に「パソコン / スマホ / タブレット」の電源をオンにして、インターネットに接続できるかを確認しましょう。

4. パソコン、スマホ、タブレットのWi-Fi設定を見直す

機器の接続に問題がない場合、端末のWi-Fi設定に不具合が発生している可能性があります。一度Wi-Fi設定をリセットして、接続し直しましょう。ここでは、iPhoneのWi-Fi接続を再設定する方法を紹介します。

1.「設定」アプリを開き「Wi-Fi」をタップする。
2. 対象のSSIDの右側に表示されている「i」をタップする。

3.「このネットワーク設定を削除」をタップし「削除」を選択する。

4. 再接続したいSSIDをタップして「パスワード」に暗号化キーを入力する。
5.「接続」をタップして、ブラウザなどを開く。

5. 改善しない場合はドコモ光に問い合わせる

ここまでの対処法を試しても改善しない場合「機器の故障」または「契約上の問題」が発生している可能性があります。

個人での対処は難しいため、ドコモ光に問い合わせましょう。故障・接続の不具合に関する問い合わせは、以下の窓口で受け付けています。

ドコモ光のWi-Fiルーターに関するよくある質問

最後に、ドコモ光のWi-Fiルーターに関するよくある質問を紹介します。
「ここまで見てもまだ心配！」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。

2022年11月26日時点の調査内容です。