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ワイモバイルは、最も多くの人に選ばれている格安SIM会社です。
この記事では、
「auからワイモバイルに乗り換えると、料金はどのくらい安くなる?」
「ワイモバイルとauでは、どんな違いがあるの?」
と気になっている方のために、ワイモバイルとauの料金プラン、通信速度、サービス、選べる端末の違いを徹底的に比較しました。
記事の最後では、auからワイモバイルへの乗り換え時の裏ワザや、手順についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ワイモバイルとauそれぞれの特徴
au店長による耳より情報《ワイモバイルとauの違い》
au:主にライトユーザー向け
ワイモバイル:医療機関や災害時向けにも使える!
auは普段利用として、市街地からアウトドアまでと幅広いエリアで安定性の高い電波を使用できるため広い対象のユーザーに推奨されます。
実際に大手通信キャリアの中でも最多の4,000万ユーザーが記録されていることで、その安定性の高さは実証済みですね。
一方、ワイモバイルはAXGP※1も使用している為、携帯電話の約25分の1の電磁波回線も利用できます。
そのため、医療機関や災害時など、微量電波を強いられる際にも有効的であると言われています。
※1 PHSで利用されていたXGPという通信規格をさらに高速化し改良した規格の電波帯
まず、ワイモバイルとauの特徴を簡単に解説します。
ワイモバイルの特徴

ワイモバイルは大手通信キャリア「ソフトバンク」のサブブランドです。2021年には契約者数700万人を突破しました。
ソフトバンクは、以下のような3ブランド体制で通信サービスを提供しています。
ブランド | 位置づけ |
---|---|
ソフトバンク | 大容量・リーズナブル |
ワイモバイル | 中容量・低価格 |
LINEMO(ラインモ) | 小容量・超低価格 |
ソフトバンクでは3つのブランドで「大容量」「中容量・低価格」「小容量・低価格」のニーズに対応していますが、ワイモバイルはこのうち中容量・低価格に対応するブランドです。
ワイモバイルのサービスは大手通信キャリアと格安SIMのちょうど中間に位置して、両方のいいところをあわせ持っています。
一般的に、大手通信キャリアと格安SIMのサービスにはそれぞれ以下のような”両極端”とも言える特徴があります。
月額料金 | 使えるデータ量 | 通信速度 | サポート | |
---|---|---|---|---|
大手通信キャリア | 高い | 無制限 | 速い | 店舗あり |
格安SIM | 安い | 少ない | 遅い | オンラインのみ |
ワイモバイルは? | 安い | 中くらい | 速い | 店舗あり |
一般的に、大手通信キャリアは月額料金が高い代わりにデータは使い放題で通信速度が速く、サポートは手厚いのが特徴です。
一方格安SIMには、月額料金が安い代わりに使えるデータ量は少なく、通信速度は比較的遅め、サポートはオンラインのみという特徴があります。
ワイモバイルのサービスはこの中間で、通信速度の速さやサポート(店舗数の多さ)に関しては大手通信キャリアと同じ水準を保ちながら、料金は格安SIMと同レベルの安さを実現。
とくに、「使い放題は必要ないから、月額料金を安くしたい。でも、通信速度が遅くなるのはいやだ…」という方にぴったりのサービスです。
また、店舗数が多く対面サポートも受けやすいため、スマホの操作に不安がある方にもおすすめできます。
auの特徴

auは、KDDIが提供する移動通信サービスのブランドです。
ドコモ、ソフトバンクと並んで「大手3キャリア」と呼ばれており、この3社だけで携帯電話の契約数全体の8割以上を占めています。(2021年総務省調査より)
auのシェアはドコモに次ぐ業界第2位。6,000万件以上もの契約数を誇ります(2021年6月のデータ)。
通信にはもちろんauの自社回線を利用。莫大な利用者数にも十分対応できる通信網を整備しているので、常に速く、安定した高品質な通信を楽しめます。
料金プランの面では、スマホをたくさん使う人、特に動画や音楽をたっぷり楽しみたい人向けのプランが充実しているのが特徴です。
データをたくさん使うなら、ワイモバイルなどのサブブランドや格安SIMを使うよりもauを使った方がお得になる場合もあるので、auのプラン内容をチェックしておくことをおすすめします。
その他、auには以下のような特徴もあり。
- 利用料金に応じてPontaポイントが貯まる
- iPhoneを含め、最新の高性能端末が選べる
- 全国2,000以上の店舗でサポートが受けられる
最新の高性能端末でデータ使い放題、常に高速で高品質な通信、店舗を含めた万全のサポートなど、スマホにかかわるサービスの“全部入り”を楽しみたいなら、auがおすすめです!
【料金プラン別】ワイモバイルとauの違い
ワイモバイルとauの料金プランを比較してみました。
ワイモバイルの料金プラン

ワイモバイルのスマホ向けプランは、スマホプラン シンプルS/M/Lの3種類だけです。
各プランの月額料金と使えるデータ量は以下のようになっています。
料金 | S(3GB) | M(15GB) | L(25GB) |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
家族割引 2回線目以降 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
※価格は税込表示です。
最安のシンプルSの場合、3GB使えて月額2,178円(税込)です。
家族2人以上でワイモバイルを使う場合はさらにここから1,188円割引されて、2回線目以降の料金は990円になります。(1回線目の料金は変わりません)
3GBで990円は格安SIM業界でも最安値級なので、家族でスマホ料金を安くしたいとお考えならワイモバイルを有力候補にすることをおすすめします。
また、余ったデータが翌月に繰り越しできて、無駄なくデータが使えるのもうれしいポイントです。
3GB、15GB、25GBでは足りない…という場合は、データ増量オプションに加入すれば各プランの料金+550円(税込)で5GB、20GB、30GBにデータを増量できます。

月のデータ量をオーバーした場合の通信速度は、Sは最大300kbps、MとLの場合は最大1Mbpsです。
注意点として、「スマホプラン シンプル」の料金には電話かけ放題は含まれていません。
電話かけ放題を利用したい場合は、別途「だれとでも定額(10分かけ放題)」または「スーパーだれとでも定額」オプションへの加入が必要です。
auの料金プラン
auのスマホ向け料金プランは大きく分けて以下の2つがあります。
- ピタットプラン 5G/4G
- 使い放題MAX 5G/4G
「ピタットプラン」は、データ(ギガ)をあまり使わない人向けのプランです。データの使用量に応じて月額料金が変動します。

ピタットプラン5Gの料金は以下の通りです。
ピタットプラン 5G | ~1GB | 1GB超~4GB | 4GB超~7GB |
---|---|---|---|
月額料金 | 3,465円 | 5,115円 | 6,765円 |
2年契約N適用 | -187円 | ||
家族割プラス(3人以上) | -1,100円 | ||
家族割プラス(2人以上) | -550円 | ||
auスマートバリュー | – | -550円 | -550円 |
すべての割引適用後(家族割3人以上) | 2,178円 | 3,278円 | 4,928円 |
※価格は税込表示です。
例えば「ピタットプラン」で月にデータを3GB使うと月額料金は5,115円(税込)(1GB超~4GB)ですが、ピタットプランではここから最大以下3つの割引が適用できます。
- 2年契約N
- 家族割プラス
- auスマートバリュー
全ての割引が最大適用されると、1,837円引きで3,278円になります。それでもワイモバイルのシンプルS(3GB,月額2,178円(税込))と比較すると、少し割高な感じを受けますね。
月間データ容量(7GB)を超えた場合、通信速度は送受信最大128kbpsとかなり遅くなるので注意が必要です。
もうひとつの「使い放題MAX」プランは月額7,238円(税込)でデータが使い放題になるプランです。

基本の「使い放題MAX 5G/4G」プランのほかに、「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」、「使い放題MAX 5G Netflixパック」など、いくつかバリエーションがあります。
使い放題MAXでは、データ利用量が合計3GB以下の月には1,650円(税込)が自動で割引されるので、あまりデータを使わなかった月も損をすることがありません。
ピタットプラン、使い放題MAXプランどちらの場合も、電話かけ放題はプラン料金に含まれていないので注意してください。
かけ放題を利用したい場合は、別途「通話定額ライト2(5分かけ放題)」または「通話定額2」オプションへの加入が必要です。
【通信速度】ワイモバイルとauの違い
ワイモバイルは通信速度が速い格安SIMサービスとして有名ですが、キャリアのauと比較するとどのくらい速度に違いがあるのか気になるところですよね。
そこで、みんなの通信速度測定結果が見られるみんそく(みんなのネット回線速度)でワイモバイルとauの速度を調べてみました!
ワイモバイルの通信速度
ワイモバイルは通信にソフトバンクの自社回線を利用しているため、通信速度はかなり速いです。
また他社格安SIMのように、お昼や夕方など通信が混雑する時間帯に速度が落ちることもありません。
以下の画像は、みんそくのワイモバイル通信速度レポートです。(2021年10月現在直近3ヵ月の平均値)

平均ダウンロード速度:61.74Mbpsとかなり速い速度が出ています。
Google公式のYouTubeヘルプによると、YouTubeの最高画質の動画(4K)を視聴するために推奨される持続的な速度は20Mbpsとされています。
ワイモバイルではその3倍以上の速度が出ていますので、ネットを快適に楽しむことができるでしょう。
また、ワイモバイルの強みは、どの時間帯でも速い通信速度が出ることです。
みんそくでは、時間帯別の平均速度情報も見ることができます、(2021年10月現在直近3ヵ月の平均)

ここで特に注目したいのは、お昼と夕方~夜の速度です。他の時間帯と比較して、あまり速度が落ちていません。
通常格安SIMでは通信の混雑するお昼、夕方~夜の時間帯に速度が遅くなります。
たとえば以下の画像はイオンモバイルの時間帯別平均速度情報です。

イオンモバイルではお昼と夕方~夜の時間帯に、速度が落ちています。
混雑時間帯に速度が遅くなるのはイオンモバイルだけでなく格安SIMサービス共通の傾向ですが、ワイモバイルなら、いつでも速い通信速度でネットが楽しめますよ。
auの通信速度
auの通信速度はワイモバイル以上に速く、一日を通して安定しています。
以下の画像は、みんそくのau通信速度レポートです。(2021年10月現在直近3ヵ月の平均値)

平均ダウンロード速度:101.62Mbpsで、ワイモバイルより40MBpsほど速い速度が出ています。
また、auの時間帯別の平均速度は以下のようになっています。(2021年10月現在直近3ヵ月の平均)

一日を通して非常に速い速度が出ているのが分かりますね。
通信速度比較のまとめとして、ワイモバイルの通信速度は速いですが、auはもっと速いので、より快適な通信を求めるならauがおすすめです。
でも、ワイモバイルの速度も十分速いので、普通に使っている分には違いが分からないレベルでしょう。
【サービス別】ワイモバイルとauの違い
ワイモバイルとauのサービス内容にはどんな違いがあるのでしょうか?
ここではとくに以下5つの点に注目して比較します。
- 電話かけ放題
- 利用者への特典
- ポイントサービス
- サポート
- キャリアメール
電話かけ放題

ワイモバイルでもauでも、基本の料金プランには電話かけ放題が含まれていません。
電話かけ放題を利用したい場合はオプションを別途契約する必要があります。
ワイモバイルとauの電話かけ放題オプションの種類と料金は以下のようになっています。
5分かけ放題 | 10分かけ放題 | 完全かけ放題 | |
---|---|---|---|
ワイモバイル | – | だれとでも定額:770円 | スーパーだれとでも定額:1,870円 |
au | 通話定額ライト2:880円 | – | 通話定額2:1,980円 |
※価格は税込表示です。
ワイモバイルにもauにも、電話が完全にかけ放題になるオプションがあります。
オプション料金はワイモバイルが1,870円(税込)(スーパーだれとでも定額)に対して、auは1,980円 (税込) (通話定額)で、ワイモバイルの方が110円安くなっています。
また、ワイモバイルは10分かけ放題オプション(だれとでも定額)が770円 (税込) ですが、auは5分かけ放題(通話定額ライト2)が880円 (税込) です。
ワイモバイルの方が倍の時間電話できるのに、料金は110円安いという結果です。
電話をたくさんする方は、ワイモバイルを選んだ方がよりお得になりますね。
契約者への特典
ここでは、ワイモバイルとauの契約者向けの特典をご紹介します。
ワイモバイルは、とくにYahoo!ショッピングまたはPayPayモールの利用者にうれしい特典、auは、とくにau PAY マーケットの利用者にうれしい特典を用意しています。
また、auには動画や音楽コンテンツをたっぷり楽しみたい人にうれしい特典もあるので、チェックしてみてください!
ワイモバイル

ワイモバイルの主な契約者特典は以下2点です。
- Yahoo!プレミアムがついてくる
- Enjoyパック
ワイモバイルを契約すると、通常月額508円(税込)のYahoo!プレミアム会員サービスが無料で使えます。
Yahoo!プレミアム会員ならYahoo!ショッピング、PayPayモールでのお買い物で最大2%のポイント還元があります(PayPayボーナス)。
また、雑誌110誌以上が無料で読み放題(読み放題プレミアム)、パ・リーグの公式戦が全試合ライブ・見逃し配信される「ベースボールLIVE」も無料…などなど、嬉しい特典が満載です!

さらに、月額550円の「Enjoyパック」に加入すれば毎月以下3つの特典が利用できます。
- PayPayモール、Yahoo!ショッピングで使えるクーポン500円(毎月)
- PayPayモール、Yahoo!ショッピングでのポイント付与が+5%
- パケットが550円分もらえる(毎月)
PayPayモールやYahoo!ショッピングをよく利用する方であれば、1つ目の500円分のクーポンだけでも十分にEnjoyパックのオプション料金の元が取れますね。
au

auの主な契約者特典は以下3つです。
- auから加入すればYouTube Premium, Apple Musicが6ヵ月間無料
- DAZN入会から3ヵ月無料+毎月110円割引
- au PAY マーケットでの購入金額の最大10%が利用料金から割引される
auから加入すると、YouTube Premium月額1,180円(税込)とApple Music月額980円(税込)が6ヵ月間無料になります。

さらに、DAZN(ダゾーン)の月額料金1,925円(税込)も3ヵ月無料、さらに毎月110円割引されます。
動画・音楽コンテンツをたっぷり楽しみたい人にはとても嬉しい特典です。
また、auの総合通販サイト「au PAY マーケット」で買い物すると、購入金額の最大10%が利用料金から割引されます。
ポイントサービス

auでは、携帯電話やインターネットなどの利用で、Pontaポイントが貯まります。
ローソンなどいろいろなお店で使えるPontaポイントが貯まりやすくなるのはうれしいですね。
また、Pontaカードをおトクに溜めるには、auPAYカード(クレジットカード)も特典が多くなっているので、検討してみるとよいでしょう。
詳細:au PAY カード
ワイモバイルでは、利用料金に対するポイント還元はありません。
サポート(店舗)

ワイモバイルもauも、全国に2,000店以上の店舗があるので、対面サポートが受けやすいです。
ワイモバイルとauの店舗数を比較してみました。
ワイモバイル | au | |
---|---|---|
店舗数 | 約2,600店舗 (単独店舗は852) |
2,181店舗 |
なんと、ワイモバイルの店舗数(ワイモバイル店舗+ソフトバンクのワイモバイル取扱店)はauよりも多いという結果になりました。
大手通信キャリアのauの店舗数が多いのは予想通りですが、格安SIMに分類されるワイモバイルの店舗がここまで多いのは驚きですね。
通常格安SIMサービスは店舗でのサービスを極力なくしてオンラインで販売・サポートを行うことで料金を安く抑えていますが、ワイモバイルは料金の安さと店舗数の多さを両立しています。
ワイモバイルは料金が安くても大手通信キャリアと同レベルの対面サポートが受けられるので、電子機器が苦手な方にもおすすめです。
キャリアメール
auでもワイモバイルでもキャリアメールが利用できるので、この点で違いはありません。
auでは「@au.com」のキャリアメールを使えます。
「@au.com」のキャリアメールは、4G端末契約の「4G LTE」は330円、5Gは無料です。
ワイモバイル では「@ymobile.co.jp」のメールアドレスをプラン問わず、無料で使えます。
【端末】ワイモバイルとauの違い
ワイモバイルとauでは、使用できる端末の種類や端末の割引サービスにも大きな違いがあります。
使用できる端末

auでは、iPhone、Androidともに最新かつ高性能な端末が販売されています。
また、扱っている端末の種類も多く、40種類以上です。
一方、ワイモバイルで販売されている端末は旧モデル、ミドルスペックのものが中心で、低価格重視のラインナップになっています。扱っている端末は20種類程度です。
以下は2021年10月現在、auとワイモバイルで販売されている端末の一例です。
端末メーカー | au | ワイモバイル |
---|---|---|
Apple | iPhone 13 Pro, iPhone 13, iPhone 13 mini | iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone SE |
SAMSUNG | Galaxy Z Fold3 5G, Galaxy Z Flip 5G | – |
sony | XPERIA 5 Ⅲ | XPERIA 10 Ⅲ |
SHARP | AQUOS zero6, AQUOS sense6 | AQUOS sense4 basic |
ここに掲載したのはごく一部ですが、auでは各メーカーのフラグシップモデル(最高峰のモデル)を扱っているのに対し、ワイモバイルはミドルスペック~エントリーモデルを扱っていることが分かります。
iPhoneも、ワイモバイルではProの取り扱いはなく、1世代前までのモデルが販売されています。
最新・高性能なスマホが選びたいなら、auがおすすめです。
ワイモバイルで最新・高性能の端末が使いたい方は、通販サイトなどでSIMフリーモデルを購入しましょう。
その場合、ワイモバイルのSIMが使えなかった…ということにならないように、必ずワイモバイルの公式サイトで動作確認済み機種を確認しておきましょう。
端末の割引サービス

auでは、25ヵ月目までにスマホをauに返却することを前提に、端末価格の大幅な割引を受けることができます。(スマホトクするプログラム)
ワイモバイルには、auと同じようなスマホ購入プログラムは用意されていませんが、最大20,000円程度の割引が受けられます。(割引額はモデルによって異なります)
例として、auとワイモバイルでiPhone 12(128GB)を購入する場合の価格を比較してみました。(2021年10月現在の価格)
au | ワイモバイル | |
---|---|---|
定価 | 100,015円 | 100,080円 |
割引額 | 46,080円 | 21,600円 |
価格(実質負担金) | 53,935円 | 78,480円 |
条件 | 25ヵ月目までにauに返却 | – |
ワイモバイルでiPhone 12(128GB)を購入すると、21,600円割引されて78,480円です。
Apple storeで購入するよりも14,320円お得になります。(Apple store価格:92,800円)
auで「スマホトクするプログラム」を利用して購入すると、46,080円分の支払いが不要になり、実質負担金は53,935円です。
ただし、スマホトクするプログラムを適用して端末を購入した場合、割引を受けるには25ヵ月目までにauに端末を返却する必要があるので注意が必要です。
常に最新の端末をお得に使いたいならau、端末を安く購入して長く大事に使いたいならワイモバイルを選ぶといいでしょう。
実際に使用した時の料金シミュレーション
ワイモバイルとauでは料金がどれくらい違ってくるのか、実際に2年間使用した場合の料金をシミュレーションしてみました。
一番安価なプランを使用する場合と、最大容量のプランを使用する場合の2通りで比較します。
一番安価なプランを使用する場合
ワイモバイルとauの一番安価なプランはそれぞれ以下の通りです。
- ワイモバイル:スマホプランシンプルS(3GB)
- au:ピタットプラン(~1GB)
月額料金と、2年間使った場合の合計料金(通信料金のみ)を比較してみました。
ワイモバイル スマホプランシンプルS(3GB) | au ピタットプラン(~1GB) | |
---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,465円 |
月額料金×24ヵ月 | 52,272円 | 83,160円 |
ワイモバイルのスマホプランシンプルS(3GB)の月額料金は2,178円なので、2年間の合計は52,272円になります。
auピタットプランは1GBまでしか使用しなければ月額料金は3,465円なので、2年間の合計は83,160円です。
ワイモバイルの方が使えるデータ量は多く、料金は安いという結果になりました。
※ピタットプランは従量制プランなので、データを1GB以上使った場合は月額料金が5,115円、4GB以上使うと6,765円になるので注意が必要です。
最大容量のデータを使用する場合
ワイモバイルとauの最大容量のプランは以下の通りです。
- ワイモバイル:スマホプランシンプルL(25GB)
- au:使い放題MAX(使い放題)
月額料金と、2年間使った場合の合計料金(通信料金のみ)を比較してみました。
ワイモバイル スマホプランシンプルL(25GB) | au 使い放題MAX | |
---|---|---|
月額料金 | 4,158円(データ増量オプション使用:4,708円) | 7,238円 |
月額料金×24ヵ月 | 99,792円(データ増量オプション使用:112,992円) | 173,712円 |
ワイモバイルのプランで使えるデータ量は、最大25GBまで。それ以上使いたい場合は「データ増量オプション」550円(税込)に申し込めば30GBまで増量が可能です。
それ以上データを増量することはできません。30GBを超えると、通信速度が最大1Mbpsに制限されます。
シンプルLの月額料金は4,158円なので、2年間の合計は99,792円です。
データ増量オプションを契約した場合は+550円で月額4,708円、2年間の合計は112,992円になります。
auには、ワイモバイルにはないデータ使い放題プランがあります。月額料金は7,238円と高めですが、データが無制限で使えるのは魅力ですね。(テザリング上限は30GB)
シミュレーション結果からわかる選び方のポイント
こうして比較するとよくわかるように、料金が安いのはワイモバイルです。
一番安価なプランの場合、2年間使うとauよりワイモバイルの方が30,000円以上安くなります。
最大容量のプランを使う場合でも、2年間使うとワイモバイルの方が70,000円以上安くなります。
とくに、一番安価なプランを使う場合はワイモバイルの方が料金は安く、使えるデータ量も多く、追加料金が発生することもありません。
「データをあまり使わないので毎月の通信料金を抑えたい」という方にはワイモバイルがおすすめです。
一方、データをとにかくたくさん使いたい人には「使い放題MAX」プランのあるauがおすすめです。
ワイモバイルではデータ増量オプションを使っても最大30GBまでしかデータを使えません。
auからワイモバイルへ乗り換える手順
auからワイモバイルに乗り換えるときの注意点
乗り換え前にチェックしておきたい”見落としがちな”ポイントをご紹介します。
・「au PAY カード」はau系回線の契約がないと年会費が発生するため、乗り換え前にau PAY カードの継続利用について検討する。
詳細:au PAY カード年会費無料の条件
・au家族割プラスの対象が減ると同一グループ家族回線の利用料金が高くなる可能性がある。
・au家族割による、家族間無料通話がなくなる。
・auの契約解除料が発生する場合がある。
・auで端末を48回払いで購入している場合、下取りで残債免除の権利が無くなる。
・auのキャリアメールが使えなくなるので登録の変更などが必要。
「auからワイモバイルへ乗り換えたい!」という方のために、ワイモバイルへの乗り換え手順を解説します。
auからワイモバイルへ乗り換えるには、以下3つの手順が必要です。
- auでMNP予約番号を取得する
- 端末のSIMロックを解除する
- ワイモバイルに申し込み
auでMNP予約番号を取得する
今auで使っている電話番号をワイモバイルでも継続して使いたい場合は、MNP予約番号の取得が必要です。
MNP予約番号とは、MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)の手続きのために必要な10桁の番号のこと。
auでは、WEB、電話、au Style/auショップでMNP予約番号発行の手続きができます。どこで手続きをしても、手数料は無料です。
WEBで行う場合は、My auにau IDでログインして手続きを行ってください。
電話の場合は、「0077-75470(au携帯電話・一般電話共通)」から手続きができます。(受付時間:午前9時~午後8時)
取得したMNP予約番号はワイモバイルの申し込みの際に必要なので、忘れないようにメモしておきましょう。
MNP予約番号を発行すれば、auの解約手続きは必要ありません。ワイモバイルの申し込みが完了して回線が開通した時点で、auは自動的に解約となります。
端末のSIMロックを解除する

auで購入したスマホをワイモバイルでもそのまま使いたい場合は、「SIMロック解除」の手続きが必要です。
ワイモバイルで新しくスマホを購入する予定の方は、この見出しの内容は読まなくてOKです。
「SIMロック解除」とは、他の会社のSIMカードが使えないようにするためにかけてあるロック(鍵)を解除すること。
auで購入したスマホにはau回線に対応したSIMしか使えないようにロックがかけられているので、ワイモバイル(ソフトバンク回線)ではSIMロックを解除しないと使用できません。
※2021年10月以降に発売された端末(iPhone 13シリーズを含む)にはSIMロックはかけられていないので、SIMロック解除は必要ありません。
auではWEB、電話、au Style/auショップでSIMロック解除の手続きができます。 電話またはauショップで手続きする場合、3,300円(税込)の手数料がかかります。
WEBの場合は、My auにau IDでログインして手続きを行います。 (受付時間:午前9時~午後9時30分)
WEBから手続きをする場合は「IMEI番号(携帯電話の製造番号)」が必要なので事前に控えておきましょう。
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」、Androidは機種によって違いがありますが「設定」→「デバイス情報」などでIMEIを確認できます。
電話の場合は、「0077-75470(au携帯電話・一般電話共通)」から手続きができます。(受付時間:午前9時~午後8時)
auショップでのSIMロック解除手続きの際には、手数料のほかに以下のものが必要です。
- SIMロックを解除するau携帯電話
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
注意点として、SIMロックを解除しても、ワイモバイルで使われている電波の周波数に対応しているスマホでなければワイモバイルでは使えません。
必ず事前にワイモバイルの公式サイトで動作確認済み機種を確認しておきましょう。
ワイモバイルに申し込み
MNP予約番号の取得、SIMロック解除手続き(必要な場合)が終わったら、後はワイモバイルに申し込むだけです。
店舗で申し込みを行う場合は、事前にお手続きの前に(ワイモバイル公式サイト)を確認して、必要な書類を用意していきましょう。
「かんたん来店予約」を済ませておくと、スムーズに手続きを行うことができます。
オンラインで申し込む場合は、ワイモバイルオンラインストア(公式)から手続きを行ってください。
auで購入したスマホ(SIMロック解除済み)をそのまま使う場合は、「SIMカード」をクリックしてSIMカードサイズやプランを選びます。

ワイモバイルで新たにスマホを購入する場合は、希望するスマホをクリックしてカラーや容量、プランを選んで下さい。

のりかえ(MNP)情報の画面でauで事前に取得しておいたMNP番号を入力します。

オンラインストアでの申し込みの時点で、MNP有効期限が10日以上残っている必要があるので注意してください。
あとは、契約者情報、お支払い情報などを入力していけば、ワイモバイルの申し込み完了です!
auからワイモバイルに乗り換えるときのオトクな裏ワザ!
auで2年契約をしている場合、新プランに変えてから乗り換えると解約金が減額され、1,000円になります。
「au PAY プリペイドカード(au WALLET プリペイドカード)」または「au PAY カード(au WALLET クレジットカード)」の設定がPontaポイントの状態であれば利用料金への充当が可能なので、解約前にポイント利用した方がオトクです。
まとめ
ワイモバイルは、低料金で通信速度の速さや店舗でのサポートを実現した格安SIMサービスです。
auより料金は圧倒的に安いですが、通信速度の速さ、店舗数ではauに負けていません。
とくに、「使い放題は必要ないから、月額料金を安くしたい。でも、通信速度が遅くなるのはいやだ…」という方にはワイモバイルがぴったり!
でも、最大でも月に30GBまでしかデータが使えないので、データをとにかくたくさん使いたい方はauを選びましょう。
auなら、Amazonプライム、Netflix、Apple Musicなどのエンタメサービスがお得に、心ゆくまで楽しめますよ。
2021年10月時点の調査内容です。