UQモバイルからLINEMOへの乗り換えはおすすめ？双方のメリットを比較！

UQモバイルとLINEMOを2つの項目で比較！

料金プラン・月額料金の比較

はじめに、両社の料金プランと月額料金を比較します。

・UQモバイルの料金プラン

UQモバイルは2023年6月にプランが刷新され、現在は3つのプランが提供されています。

すべて小～中容量向けのプランとなっており、20GBのデータ容量に加えて1回10分以内の国内通話が何度でもかけ放題の「コミコミプラン」、ひと月15GBまで使える「トクトクプラン」、4GBまで使える「ミニミニプラン」というプラン構成になっています。

また、3つのプランに共通する特徴として、翌月末までのデータ繰り越しが可能なことが挙げられます。

・LINEMOの料金プラン

一方のLINEMOは、ひと月20GBまで利用できる「スマホプラン」と、3GBまで利用できる「ミニプラン」の2つが提供されています。

UQモバイルのプランと比較すると、安価な価格設定となっており、特に小容量プランは、UQモバイルの「ミニミニプラン：4GB」が月額2,365円(税込)であるのに対し、LINEMOの「ミニプラン：3GB」は月額990円(税込)と大きな価格差があります。

ただし、UQモバイルのように翌月までのデータ繰り越しはありません。

通信速度の比較

通信速度の比較ができるサイト「みんそく」による、両社の平均ダウンロード速度が下表となります。

この数値は日々変動するものですが、両社とも平均ダウンロード速度は80Mbpsを超えており、良好な通信速度であることがわかります。

また、一般的な格安SIM会社は、平日の昼など混雑する時間帯に速度低下が起こることがありますが、表の通り、昼間でも速度低下は起こっておらず、一日を通じて良好な通信品質をキープしているといえるでしょう。

UQモバイルからLINEMOに乗り換えるメリット

UQモバイルからLINEMOに乗り換えた際に得られるメリットを2つピックアップしました。

LINEのデータ消費量がゼロになる

LINEMOを利用する大きなメリットのひとつが、LINEのトークや通話などのデータ使用量がカウントフリーになる「LINEギガフリー」です。

トーク機能（テキスト、スタンプ、画像や動画の送受信）だけでなく、LINEの音声通話やビデオ通話にかかる通信量も無料になるため、LINEを中心に利用する方には大きな恩恵が得られるオプションになっています。

なお、本オプションは「スマホプラン」「ミニプラン」双方に適用可能となっています。

お得なキャンペーンが開催されている

LINEMOでは、お得なキャンペーンを多数開催しており、こちらを利用することで月額料金の節約やポイント還元を受けることができます。

ここでは、注目のキャンペーンを2つピックアップして紹介します。

・おトクすぎて、あぁ、も〜〜キャンペーン

※本キャンペーンは終了しています。

最初に紹介するキャンペーンは「おトクすぎて、あぁ、も〜〜キャンペーン」 です。

こちらは特典内容が2つに分かれているキャンペーンとなっています。

ひとつ目は「半年間ずーっとPayPayポイントもらえるキャンペーン」で、LINEMOのプランに新規契約または他社からの乗り換えで申し込むと、PayPayポイント990円相当分が6ヵ月間毎月還元されるもの。

ふたつ目は、「PayPayポイント戻ってくるキャンペーン」で、開通月から起算して2ヵ月後から5ヵ月後の最大4ヵ月間、PayPay残高決済の還元率が20%にアップするものとなっています（上限金額あり）。

これら2つの特典を最大限に生かすと、最大11,940円相当のPayPayポイント還元が受けられ、ミニプランなら12ヵ月間実質0円で利用できることになります。

そのほかにも、期間限定でPayPayポイント還元やデータ増量無料などのキャンペーンが行われることがあるので、キャンペーンページをチェックしてみましょう。

詳細：LINEMO公式 キャンペーン

・LINEMOおかえりだモンキャンペーン

他社からの乗り換えを対象にしたキャンペーンです。スマホプランの場合は4,000円相当、ミニプランの場合は2,000円相当のPayPayポイントが還元されます。

このキャンペーンで特徴的な点は、過去にLINEMOを契約したことがある方も対象となること。他社の場合、こうしたキャンペーンは初めての契約のみが対象となることが多いので、頻繁に通信キャリアを乗り換えている方は要注目です。

注意したいのは、必ず下記のキャンペーンページから申し込む必要がある点です。LINEMOトップページなどからの申し込みには、本キャンペーンは適用されません。

詳細：LINEMO公式 LINEMOおかえりだモンキャンペーン

UQモバイルからLINEMOに乗り換えるデメリット

LINEMOに乗り換えることで起こりうるデメリットを2つまとめました。

店頭サポートが受けられなくなる

UQモバイルは、auのサブブランドのため、専売店であるUQスポットに加えて、au Style/auショップでも申し込みや各種手続きを受け付けています。

UQスポットとau Style/auショップをあわせると、店舗数は2,000店舗以上あるため、全国のさまざまな場所で対面サービスを受けることができます。

一方、LINEMOはソフトバンクのオンライン専用プランとなっており、申し込みから各種サポートに至るすべての手続きがオンラインに集約されています。仮にソフトバンクやワイモバイルの店舗に行っても、LINEMOに関するサポートを受けることはできません。

・問い合わせはチャットがメイン

LINEMO契約中に何らかのトラブルなどがあった場合、まずは公式サイトの「カスタマーサポート（お問い合わせ）」にアクセスしましょう。

こちらのページには、サポートメニューが記載されており、項目を選択していくと解決方法が提示されるので、こちらを見ながら問題を自分で解決することになります。

自分では解決できない場合、チャットによるサポートを受けることも可能です。

しかし、チャット窓口は若干わかりにくい作りになっており、上記ページを開いただけではチャット画面にアクセスできません。

チャット画面を出すには、まず上記のメニュー項目の中からいずれかを選択しましょう。ここでは「割引・キャンペーン」を選択してみます。

すると、割引やキャンペーンの確認方法や「関連のよくある質問」に加えて、「お問い合わせをする」という項目が出てくるので、ここを選択しましょう。

下図の画面が開いたら、チャットを始められるようになります。

なおチャットでは、主に選択肢を使って回答するAIチャット（24時間対応）とオペレーターによるチャット（9:00〜20:00）が用意されており、選択肢で対応できない場合にオペレーターに切り替わる仕組みとなっています。

また、カスタマーサポートと同様の機能を「LINEMOのLINE公式アカウント」で利用することも可能です。

自宅セット割・家族セット割の対象外になる

前述の通り、UQモバイルは月額料金が若干割高な設定となっています。

しかし、家族割引サービスやインターネットとのセット割引などが充実しており、これらを適用させることでLINEMOなど他社の料金と同等かそれ以下にすることができます。

LINEMOに乗り換えることで、これらのお得な割引サービスを使えなくなることはデメリットのひとつといえます。

特に注意したいのが、夫婦など2人家族で「家族セット割」を適用させているケースです。この場合、2人のうち1人が他社に乗り換えてしまうと、残った家族の月額料金が上がることになります。

一方、「自宅セット割」は、1回線でも適用できるため、残った家族の月額料金が上がるということはありません。

UQモバイルからLINEMOに乗り換える方法・手順

UQモバイルからLINEMOに乗り換える手順を解説します。

契約に必要なものを準備する

まず、下表を参考に契約に必要な書類を準備します。

・MNP予約番号は不要！

従来は、電話番号そのままで他社に乗り換えをする場合、契約中の通信キャリアに「MNP予約番号」を発行してもらい、それを乗り換え先の通信キャリアに提出する必要がありました。

しかし、2023年5月に新しく「MNPワンストップ」がスタートしたことにより、MNP予約番号がなくても、電話番号そのままの乗り換えができるようになりました。

新方式を利用するためには、乗り換え元と乗り換え先の双方がMNPワンストップに対応している必要がありますが、UQモバイルとLINEMOは両社とも対応済みのため、MNP予約番号なしで乗り換えが可能となっています。

動作確認済み端末・SIMロック解除の有無をチェックする

LINEMOでは自社でスマホを販売していないため、自分でスマホを用意する必要があります。

他社で使用しているスマホをそのまま使ってもいいですし、オンラインショップや家電量販店などで新しくスマホを購入してもOKです。

ただし、機種によってはLINEMOで使用できないケースがあるので、あらかじめ公式サイトの「動作確認端末」ページで、利用可能かどうかを確認しておきましょう。

・SIMロック解除も必要

2021年頃までに各通信キャリアで販売されていたスマホには、購入した通信キャリアでしかスマホが使用できないように「SIMロック」がかかっていました。

UQモバイルを含む他社でSIMロックがかかっているスマホを購入した場合、下記を参考にSIMロック解除の手続きを行わないとLINEMOで使用することができません。

ただし、2021年10月以降に購入したスマホであればSIMロック解除は不要。また、同じ系列であるソフトバンク、ワイモバイルで購入したスマホもSIMロック解除は不要です。

LINEMOの申し込み手続きをする

前述の通り、LINEMOはオンライン専用プランのため、申し込み方法もオンラインのみとなっています。

やり方は、公式サイトの「お申し込み」ページで画面の指示に従って、プラン選択や本人確認書類のアップロードをするだけなので、簡単に手続きを完了させられます。

なお、「MNPワンストップ」を利用して乗り換える場合、最初の画面で「今の電話番号をそのまま使用する」を選択します。その後、画面の指示に従って手続きを進めると、下図のようにMNP予約番号の有無を尋ねられます。

ここで「知らない、持っていない」を選択することで、MNP予約番号なしの手続きを進めることができます。

回線切り替え・通信設定・データ移行をする

申し込み完了後、15時までに審査が完了した場合、SIMカードが最短即日で発送されます（15時以降に審査が完了した場合は翌日の発送）。

SIMカードが到着したら、以下の初期設定作業を行います。

なお、eSIMで申し込んだ場合は、申し込み後すぐに初期設定作業を行うことが可能です。

・回線切り替え

使用回線をUQモバイルからLINEMOに切り替える作業を行います。

切り替え作業は、SIMカードかeSIMかによって方法が異なります。下記ページにそれぞれの切り替え方法がまとめられているので、こちらを参照してください。

詳細： LINEMO SIMカードの初期設定

・通信設定

使用するスマホにSIMカードを挿入し終えたら、LINEMOの回線でインターネット通信をするためのAPN設定という通信設定を行う必要があります。

ただし、近年販売されているスマホには、あらかじめ各社のAPN設定がプリセットされていることも多く、SIMカードを入れるだけで自動で利用できるようになっています。

SIMカードを入れても通信できない場合は、手動でAPN設定をする必要があるので、下記ページを参照して設定を行ってください。なお、設定方法はiPhoneかAndroidかによって異なります。

詳細： LINEMO 利用開始までの流れ

・データ移行をする

新しい端末を購入して使用する場合、以前使用していた端末からデータを移す必要があります。移行方法は、iPhoneの「クイックスタート」機能を使ったり、各社のクラウドサービスを用いて移行したりする方法があります。

AppleとAndroidの公式ページに移行に関する情報がまとめられているので参照してみてください。

詳細：クイックスタートを使って新しい iPhone や iPad にデータを転送する
詳細：スムーズな機種変更のために覚えておきたい Android のデータ移行

UQモバイルからLINEMOへの乗り換えに関するQ&A

2024年3月27日時点の調査内容です。
※最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。