UQモバイルでガラケーは使える？大手通信キャリアのプランと徹底比較！

UQモバイルはガラケーも使える！ただし通話のみの料金プランはない

UQモバイルは2023年6月、「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」の3つにプラン再編を行いました。

これらはスマホ利用を想定したプランとなっており、通話のみのガラケープランは提供されていません。

ただし、これら3つのプランを契約してガラケーで使用することに制限はないので、UQモバイルでもガラケーを使用することは可能です。

以上を踏まえた上で、UQモバイルのサービスを見ていきましょう。

UQモバイルで新規受付中の料金プランは3種類

前述のとおり、UQモバイルでは3つのプランが提供されています。まずはそれぞれの料金プランを見ていきましょう。

コミコミプラン

月額3,278円(税込)でデータ容量は20GB、さらに1回10分以内の国内通話無料が付帯するプランです。

通話中心のガラケーユーザーにとって10分以内の国内通話がついてくることはプラスポイントですが、ガラケーで20GBのデータ容量を使うことはないので、このプランを使うことは現実的ではないでしょう。

トクトクプラン

トクトクプランは、使用したデータ容量に応じて支払い金額が変動するプランです。1GB以下なら月額1,188円(税込)が割引となるので、毎月使うデータ容量が一定しない方におすすめのプランとなっています。

また、「自宅セット割」「家族セット割」「au PAY カードお支払い割」を適用可能なこともポイント。（自宅セット割と家族セット割は併用不可）

上図は「自宅セット割」と「au PAY カードお支払い割」を適用させた場合の料金ですが、1GB以下なら月額990円(税込)で利用できます。

データ容量と価格の面ではガラケーで使っても良いプランと言えますが、コミコミプランと違って「1回10分以内の国内通話無料」などの付帯サービスはないので、通話を多くする方は通話オプションの利用を検討したほうが良いでしょう。

ミニミニプラン

データ容量を小容量しか使わない方向けのプランです。データ容量は4GBで月額料金は2,365円(税込)ですが、各種割引が可能となっており、「自宅セット割」と「au PAY カードお支払い割」を適用させれば月額1,078円(税込)で利用できます。

こちらもガラケーに適したデータ容量と価格帯の料金プランですが、「トクトクプラン」と同じく「1回10分以内の国内通話無料」などの付帯サービスはないので、通話を中心に使う場合は別途オプションをつける必要があります。

通話をよくかける方にはかけ放題オプションがおすすめ

前述のとおり、UQモバイルのプランのうち「コミコミプラン」のみ「1回10分以内の国内通話無料」が含まれていますが、それ以外の通話料金は22円/30秒(税込)となり、少し長めに通話をしただけで料金がかさんでしまいます。

そのため、UQモバイルで通話を多くする方は、下表いずれかのかけ放題オプションへの加入を検討すると良いでしょう。

連続して45分以上通話をするだけで1,980円(税込)になるので、それ以上通話をされる方は「通話放題」への加入をおすすめします。

通話オプションに加入した場合の料金シュミレーション

UQモバイルの各プランに通話オプションを適用させた場合の料金を試算したものが下表です。

上の表は通常の月額料金にかけ放題オプションを適用させたもので、（）内の金額は「自宅セット割」などの割引を最大限適用した場合の料金となっています。

「ミニミニプラン」の場合、各種割引を適用できれば約3,000円でかけ放題にできるのはかなり安価な設定と言えるでしょう。

家族間無料通話サービスは非対応！

大手通信キャリアには家族間の通話が無料になる特典がついてきます。

一方、UQモバイルの「家族セット割」は月額料金が割り引かれるだけで、無料通話特典は提供されていないことに注意が必要です。家族との通話が多い方は、大手通信キャリアのガラケー専用プランを選択しましょう。

UQモバイルのガラケーは販売終了済み｜対応機種は5種類！

仮にUQモバイルでガラケーを利用する場合、どの機種が使えるのでしょうか。

公式の「動作確認端末一覧」ページを見てみると、ガラケー機種で確認済の端末となっているのはわずか5機種となっています。

上の表のとおり一部機能が使用できない機種も多く、UQモバイルのサービスをすべて使用できるのは「DIGNO® Phone」しかありません。

この機種はかつてUQモバイルで販売されていたガラケーですが、すでに販売は終了しています。どうしてもUQモバイルでガラケーを使いたい場合は、中古ショップなどで「DIGNO® Phone」を手に入れて使う必要があると覚えておきましょう。

DIGNO® Phone

「DIGNO® Phone」はかつて京セラが製造し、UQモバイルで販売されていたガラケーです。

本機種最大の特徴は、高いレベルの防水・防塵・耐衝撃性を備えていること。特に耐衝撃は米国国防総省が制定したMIL-STD-810G Method 516.7：Shock-Procedure IVに準拠しており、「高さ1.22mから合板（ラワン材）に製品を26方向で落下させる試験」を実施しています。

また、京セラ独自の技術である「スマートソニックレシーバー」を搭載しており、相手の声をクリアに聞くことが可能であることもポイント。

スマホのように多機能ではありませんが、通話に特化した使い道なら、十分なスペックの一台と言えるでしょう。

ガラケーを使うなら大手通信キャリアがおすすめ！月額料金を比較

これまで解説してきたとおり、UQモバイルでもガラケーを使うことはできますが「専用の料金プランがない」「対応機種は販売終了」などの理由で、これからガラケーを使い始める方にはおすすめしにくい通信キャリアです。

一方、楽天モバイルを除く大手通信キャリアにはガラケー専用プランが用意され、本体は今も販売が続いています。そのため、これからガラケーを使い始める方には大手通信キャリアをおすすめします。

ここからは、ドコモ・au・ソフトバンクのガラケー専用プランを解説するとともに、UQモバイルの「ミニミニプラン」との料金比較をしていきます。

UQモバイルとドコモのガラケー専用プランの料金比較

NTTドコモはガラケー専用プランとして、月額1,507円(税込)の「ケータイプラン」を提供しています。

上の表のとおり通常の月額料金はドコモのほうが安価ですが、「ケータイプラン」は適用できる割引が「dカードお支払割」しかないため、各種割引を最大限に適用させた場合の月額料金はUQモバイルの「ミニミニプラン」のほうが安くなります。

通話料は双方とも22円(税込)/30秒で横並び。24時間かけ放題のオプションも1,980円(税込)と同額ですが、ドコモは月額880円(税込)で国内通話5分以内無料、UQモバイルは月額880円(税込)で国内通話10分以内無料と、UQモバイルのほうがお得な設定となっています。

以上のことだけを見るとUQモバイルのほうが好条件に見えますが、ドコモの場合「ファミリー割引」の適用により家族間の国内通話が無料になるという大きなメリットがあります。

UQモバイルとauのガラケー専用プランの料金比較

auのガラケー専用プラン「ケータイプラン」は、通話のみ利用する場合と、メールやインターネットも利用する場合で料金を分けられることが特徴です。通話のみの場合はドコモと比較して約300円安く利用することができます。

本プランに適用可能な割引は「au PAY カードお支払い割」のみで、割引額は187円(税込)に留まります。

割引後の金額はUQモバイルとほぼ同額ですが、こちらのプランもauの「家族割®」が適用可能で、家族間の国内通話料が無料になるため、家族間通話が多い方はauのほうがお得に利用できます。

UQモバイルとソフトバンクのガラケー専用プランの料金比較

ソフトバンクのプランは自由度が高く、「通話のみ」「通話＆100MB」「通話＆4GB」「通話＆ミニフィットプラン＋（データ使用に応じて料金が変動するプラン）」「通話＆メリハリ無制限＋」の5つから選択することができます。

しかし、テザリングを利用しない限りガラケーで大容量のデータを使うことはないので、実際は「通話のみ」か「通話＆100MB」のいずれかから選択することになるでしょう。

これら2つの料金に適用できる割引はありませんが、ドコモ・auよりも通常の月額料金が安く設定されているため、割引を適用できない方はソフトバンクがおすすめです。

なお、ソフトバンクも「家族割引」を適用することで家族間の国内通話が無料になるため、UQモバイルと比較すると有利と言えるでしょう。

2024年4月24日時点の調査内容です。
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