ワイモバイルの通信速度を調査！実際の使用感はどう？

ワイモバイルの速度安定性｜評判と実際の使用感

ワイモバイルの通信速度は非常に速く、安定感も抜群です。他の格安SIM会社よりも圧倒的に速く、大手通信キャリアと比べても遜色ありません。

その理由は、ワイモバイルは他の格安SIM会社とは仕組みが異なるためです。

通常、格安SIM会社は、MVNOと呼ばれる業者がドコモやauといった大手通信キャリアから回線の一部をレンタルしてサービスを提供しています。

MVNOは大手通信キャリアにレンタル料を支払わないといけないので、借りられる回線には限りがあります。そのため、回線が混雑すると通信速度が遅くなってしまうのです。

一方、ワイモバイルは大手通信キャリアであるソフトバンク自身が運営しており、回線も自社で保有しているものを利用できます。

格安SIM会社というより、大手通信キャリアと格安SIM会社の中間に位置しているようなイメージですね。自社で保有している回線を使っているので、他の格安SIM会社より通信速度が速く安定しているというわけです。

ワイモバイルはお昼の時間でも遅くなることはほとんどなし

ワイモバイルはお昼の時間帯も比較的安定した速度を維持しています。

お昼（12時〜13時）になると、昼休みのサラリーマンや学生などが一斉にスマホを使うため、回線が混雑してしまいます。

そのため、一般的な格安SIM会社では、お昼になると通信速度が著しく低下し、体感的にもスマホの動きが悪いと感じるでしょう。

動画視聴やゲームはほぼできなかったり、SNSや軽いブラウジングも読み込みに時間がかかったりするので、非常にストレスです。

一方、ワイモバイルは回線が安定しており、平日お昼でもそこまで遅くなることはありません。

回線が空いている時間帯と比べると若干遅くはなりますが、遅くてイライラすることはほとんどないでしょう。平日のお昼にスマホをたくさん使うという方には特にワイモバイルがおすすめですね。

2023年現在は速度制限時も最大1Mbpsで通信可能

ワイモバイルでは、以前は4G/5Gデータ通信の通信量を使い切って低速化した時のスピードが最大128kbpsと非常に遅く設定されていましたが、2023年現在は大幅に仕様が変更された結果、速度が改善されています。

シンプル2 S（4GB）は速度制限時最大300kbps、シンプル2 M/L（20GB/30GB）なら最大1Mbpsで通信が可能です。

シンプル2 Sの場合、速度制限中でも文字中心のWebサイトやSNSを見たり、LINEでメッセージのやり取りをする分には問題ないでしょう。

シンプル2 M/Lなら、YouTubeでの動画視聴も画質をHD未満に抑えるなどの工夫で十分楽しめますよ。

ワイモバイルの実効通信速度を確認

それでは、ワイモバイルの通信速度を確認してみましょう。

今回は「みんそく※」のデータを参考に、ワイモバイルの実際の通信速度を調べました。
※全国のユーザーが自分で計測した通信速度を自由にネットに投稿できるサービスで、各社の実効速度の平均値がチェックできます。

2023年9月までのワイモバイルの実効速度は以下の通りです。

格安SIM会社は、大手通信キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しており、基本的にお昼のピークタイムなどは通信速度が遅くなります。

一方で、ワイモバイルはソフトバンクの回線を大手通信キャリアとほぼ同じ品質で使えるため、時間帯による速度の変化は大きくありません。

いかにワイモバイルが安定して速い通信速度で利用できるのかがわかりますね。

ソフトバンク・楽天モバイル・LINEMO（ラインモ）・UQモバイルと実際の速度を比較

続いて、ワイモバイルと料金面やサービス面でよく比べられるソフトバンク・楽天モバイル・LINEMO・UQモバイルの下り（ダウンロード）速度と比較します。

上記比較表のように、ワイモバイルの通信速度は大手通信キャリアであるソフトバンクと比較しても同等と言えるでしょう。通信回線が混雑する昼（12:00～12:59）はやや遅くなるものの、それ以外では「むしろワイモバイルの方が速い」という時間帯もあります。

ソフトバンクにやや劣る昼の速度も約47Mbpsの平均実測速度なので、速度が重要視される動画も快適に再生できるでしょう（動画に必要な速度は、最も速度が必要な4Kでも約10～20Mbps程度）。

そのほかの通信キャリアと比べても全く見劣りすることはありません。
結論、ワイモバイルの通信回線は回線提供元であるソフトバンクとも大差ありません。「料金は大事だけど、速度も重視したい」という方にとって、ワイモバイルはおすすめです。

ユーザーの声｜ワイモバイルの速度に関する口コミ評判

とはいえ、通信速度については実際に使ってみないと分からない部分も多いですよね。

そこで、ワイモバイルの速度や料金に関する口コミ・評判をX（旧Twitter）から集めてみたので見ていきましょう。

違う通信キャリアからワイモバイルに乗り換えた方です。通信速度の速さに感動していますね！
後ほど触れますが、ワイモバイルでは家族割引サービスも適用できるため、家族で契約することでお得に利用できます。

この方はお昼の時間帯に通信速度を測定したようです。格安SIM会社のIIJmioでは1Mbpsまで速度が低下していますが、ワイモバイルでは40Mbps以上の通信速度が出ています。
通信が混み合う時間帯でも問題なく利用できることがわかりますね。

お昼の時間帯だけでなく、人の多い場所では通信速度が遅くなる傾向がありますが、この方は大きく影響を受けてしまっています。
エリアや時間帯、使う場所によっては使いづらいこともあるようですね。

他の格安SIM会社と比べて速度が速いという口コミが多かったです。お昼でも快適にスマホを使いたい場合は、やはりワイモバイルがおすすめですね。

一方、人ごみでの通信時の遅さや、通信速度の切り替えができない点には否定的な意見が出ていました。

ワイモバイルを快適に使うには、データ通信量を使い切らないように気を付ける必要もありますね。

スマホを快適に使うためのワイモバイル速度最適化の方法

ここまでの内容をまとめると、ワイモバイルは基本的に通信速度が速く、平日のお昼も大幅に速度低下することなく安定して通信できるということになります。

そのため、通信速度が重要になる以下のような用途でもストレスなくこなせます。

• 動画視聴
• ゲーム
• アプリのダウンロード・アップデート

もちろん、SNSやLINE、ブラウジング、音楽ストリーミングといった軽い使い方であれば、なおさら快適です。

高速通信が使える状態なら、ヘビーユーザーでも問題なく使えるでしょう。

注意したいのは、データ通信量を使い切って速度制限にかかってしまったケース。前述したように、ワイモバイルの通信制限時の速度は、シンプル2 Sが300kbps・シンプル2 M/Lは1Mbpsと全く使えないほどではないものの、やはり通常時と比べるとかなり遅いといえます。

速度制限時は動画の高画質での視聴や、画像の多いWebサイトの閲覧などは少し難しくなるので注意が必要です。

また、ワイモバイルは通信速度の切り替えができないため、データ通信量を節約しづらいという点もあります。速度制限にかからないよう、データ通信量はこまめにチェックしておきましょう！

ワイモバイルの特徴とサービスについて詳しく解説

ここまで、ワイモバイルの通信速度について比較・解説してきましたが、ここからはワイモバイルがどのような格安SIM会社なのか、料金プランなど速度以外の点で確認しておきましょう。

ワイモバイルの大きな特徴は下記の4つ。それぞれの重要なポイントやメリットについて、分かりやすく解説していきます。

最安で月額1,078円(税込)から利用できる

ワイモバイルで最も安い料金プランは、「シンプル2 S」で月額2,365円(税込)となります。

ここに割引サービスを適用すると、なんと月額1,078円(税込)で利用できるようになります。

ワイモバイルには「おうち割 光セット（A）」と「家族割引サービス」という割引があり、シンプル2 Sではいずれも1回線あたり毎月1,100円(税込)の割引が適用されます。なお、シンプル2 M/Lの場合、「おうち割 光セット（A）」は月額1,650円(税込)の割引となります。

ただし、両者の割引サービスは併用できず、適用条件に違いがあるので注意してください。

ソフトバンクの「メリハリ無制限＋」の最安料金（2GB未満の場合）が月額3,278円(税込)なので、家族4人でワイモバイルへ乗り換えれば1年間で最大105,600円(税込)も節約できる計算になります。

しかも、余ったデータ通信量を翌月へ繰り越せるので、節約した分が損になることはなく家計に優しい格安SIM会社です。

さらに、月額550円(税込)の「データ増量オプション」が6ヵ月間無料で利用できるなど、うれしい特典もゲットできます。

ソフトバンク回線だから通信品質が高い

前述したようにワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、一般的な格安SIM会社と比べると通信品質が安定していて速度も速いです。

「みんそく」によると、測定期間7月27日～9月26日におけるワイモバイルの平均通信速度（下り）は84.13Mbpsで、当該期間における速度は格安SIM会社で1番目の速さです。

Googleによると、20Mbpsの速度があればYouTubeの4K動画も快適に視聴できます。ワイモバイルはその3〜4倍もの速度が実際の測定平均なので、高画質の動画も快適に視聴できますよ。
詳細：YouTube ヘルプ

特に混雑しやすいお昼休みの時間帯も快適に使えるので、基本的に通信品質で困ることはないでしょう。

全国に約4,000の実店舗があるから安心

ワイモバイルはソフトバンク系列ということもあり、全国各地に実店舗を4,000店舗ほど構えているため、突然の困り事が起きても安心です（ワイモバイルショップは約2,500店舗）。

スマホの契約初心者の方は、オンラインでの契約や問い合わせに不安を感じてしまうこともあるでしょう。

ワイモバイルなら最寄りの店舗で対面にてスタッフに相談できるため、申し込みで分からないことがあったり、トラブルが発生したりしたときも安心です。

また、ワイモバイルショップは「来店予約」にも対応しているため、待ち時間や混雑が気になる方でも安心して実店舗を利用できます。

なお、最寄りの店舗は公式サイトで検索できるため、契約の際はあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

Yahoo!プレミアムに無料で入会できる

ワイモバイルのシンプル2 S/M/Lプランを契約すれば、月額508円（税込）の「Yahoo!プレミアム」のサービスを無料で利用できます。

Yahoo!プレミアムとは、Yahoo!ショッピングやPayPayモールでの買い物時に、いつでもポイント還元率が最大2%加算され、様々な特典を組み合わせると5のつく日はなんと最大16%ものポイントを獲得できるというもの。

Yahoo!ショッピングやPayPayモール、PayPayを頻繁に利用する方は、ワイモバイルを契約するとこれまで以上にお得に買い物できるようになりますよ。

ワイモバイルの料金プランをおさらい！ずばりメリットは？

ここまで、ワイモバイルの通信速度について取り上げ、そのほかの特徴も紹介してきました。ワイモバイルへの乗り換えを検討していた方には参考になったでしょうか。

最後に、まだワイモバイルへの乗り換えに踏み切れない方へ、ワイモバイルの魅力・メリットを解説します。

ワイモバイルの料金プラン

ワイモバイルの料金プランはとてもシンプルで、下記3つのタイプから選べるようになっています。

【参考】他社と比較したワイモバイルのメリット

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドということで、ソフトバンクとソフトバンクのオンライン専用プランであるLINEMOの料金プランとも比べてみましょう。

料金的にはLINEMOが最安、2番目にワイモバイルが安く、最も高いのがソフトバンクという結果になりました。

ワイモバイルは、おうち割 光セット（A）または家族割引を適用すれば最安4GB 月額1,078円/20GB 月額2,178円/30GB 月額3,278円になるので、割引を適用した場合LINEMOと同程度まで下げられます（家族割引は2回線目以降のみ・1,100円(税込)割引）。

ソフトバンクも固定インターネット回線とのセット割引や家族割引を利用すれば小容量のプラン（3GB）を最安4,378円(税込)まで下げられますが、やはりワイモバイルと比べると割高です。

つまり、LINEMOやソフトバンクと比べたワイモバイルのメリットは、ソフトバンクの手厚いサービス・サポートを受けつつも、料金は安めでバランスが優れている点にあります。

ワイモバイルは、ソフトバンクのようにキャリアメールを無料で使え、ショップでのサポートにも対応しています。それでいて料金はソフトバンクの半額以下！

一方、LINEMOだと基本料金が安い代わりにサポートがWebのみ、プランは20GBが上限で選択肢が限られることに加えて、キャリアメールもありません。

ソフトバンクを使っているものの使い放題プランは不要ということなら、とりあえずワイモバイルを選んでおけば間違いないでしょう。

ワイモバイルがおすすめの方

ワイモバイルがおすすめの方は、以下のとおり。

• 費用を抑えつつ、安定した高速通信をしたい方
• 家族がワイモバイルを利用している方
• SoftBank 光、SoftBank Airを利用している方
• 手厚いサポートを求めている方

おうち割 光セット（A）対象のインターネットを利用している方や、家族で回線をまとめたいという方はワイモバイルの利用がおすすめです。

実店舗でサポートを受けられるため、ちょっとした困りごとも対面で相談したい方にもぴったり。

ワイモバイルは一部のソフトバンクショップでも契約・相談を受け付けており、いつでも気軽に相談できるのもうれしいですよね。