IIJmioは解約金がかかる？解約・MNP転出の方法・手順を解説

【基礎知識】IIJmioは契約解除料・MNP転出手数料が不要！

通信キャリアを解約する際、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。思いがけないトラブルに巻き込まれないよう、手続きに入る前に確認しておきましょう。

IIJmioの解約費用は、加入中の料金プランによって異なります。次の2つから当てはまるほうを確認してください。

ギガプラン

ギガプランは、契約期間が決められていないため「契約解除料」が発生しません。他社への乗り換えの際にかかる「MNP転出手数料」も不要となっています。

ただし、最低利用期間が決められており、満了するまでは解約手続きができません。IIJmioの最低利用期間は、契約日の翌月末日までです。

mioモバイル・mioモバイルプラス（音声通話SIM）

mioモバイル・mioモバイルプラスの音声通話SIMには、12ヵ月の契約期間が定められています。旧プランのため、利用している方は少ないと思いますが、念のため確認しておきましょう。

対象のプランを12ヵ月以内に解約した場合「音声通話機能解除調定金」という費用が発生します。金額は2019年9月30日までに申し込んだ方と、それ以降に申し込んだ方で異なり、以下のように設定されています。

2019年9月30日までに申し込んだ方の「音声通話機能解除調停金」は、契約期間によって金額が異なります。とはいえ、最終受付から12ヵ月以上経っているため、現在は発生しません。

2019年10月1日以降に申し込んだ方は、12ヵ月以内に解約した場合、一律1,000円（不課税）が請求されます。12ヵ月以内に旧プランを契約した方は、確認しておきましょう。

mioモバイル・mioモバイルプラスともに、MNP転出手数料は不要です。

IIJmio全プラン共通｜日割り計算について

解約月の料金は日割りにならず、満額請求されます。月の途中で解約手続きをしても、実際に登録される「解約日」は月末になるため、注意が必要です。

他社への乗り換えの場合も同様です。乗り換え先の通信キャリアの契約手続きが完了したタイミングで解約が実行され、当月の「IIJmioの利用料金」は満額で請求されます。

電話番号を引き継がない：解約方法・手順

解約にかかる費用を確認したところで、さっそく解約方法を確認していきましょう。

まずは、電話番号を引き継がない「通常解約」の方法・手順を紹介します。

IIJmioの解約は「会員専用ページ」から手続きができます。会員専用ページのログインには「mioID、またはご登録メールアドレス」と「mioパスワード」が必要となるため、用意しておきましょう。

上記の手順で解約手続きは完了です。登録完了のメールが届くため、確認しましょう。

また、IIJmioを解約した場合、SIMカードの返却が必要です。返却先などの詳細は「解約後、SIMカードの返却が必要」で、紹介します。

解約予定日の20時までなら解約の取り消しができる

「解約の登録を入れたけど、やっぱり乗り換えにしたい！」など、解約をキャンセルしたくなることもあるでしょう。

そんな方のために、IIJmioでは解約予約の取り消しを受け付けています。受付可能期間は、解約予定日（月末日）の20時までです。申し込みは「会員専用ページ」から手続きができます。

ただし、解約予約と同月にプラン変更の申し込みをした場合、取り消しはできません。また、解約予定日（月末日）20時以降の回線復活などは行っていないため、注意しましょう。

上記に当てはまらないのにもかかわらず、会員専用ページから解約予約の取り消しができない場合は「IIJサポートセンター」で手続きができます。受付は「解約予定日（月末日）の前日まで」です。

「解約の取り消しは可能ですか？【ギガプラン・mioモバイル】」に記載されている「サポートセンターでの手続きに関する留意事項」を読み「サービスコード」を準備した上で連絡しましょう。

サービスコードとは、hddまたはhdcから始まる11桁の番号です。不明な場合は「会員専用ページ」で確認ができます。

他社に乗り換える：MNP予約番号の発行・手順

続いて、他社へ乗り換える場合の手続き「MNP予約番号の発行」の方法・手順を紹介します。

MNP予約番号の発行は「会員専用ページ」で受け付けています。会員専用ページのログインには「mioID、またはご登録メールアドレス」と「mioパスワード」が必要となるため、用意しておきましょう。

MNP予約番号の発行には、1日〜4日程度かかります。大手通信キャリアのように、当日発行されないため、早めに取得しておきましょう。

IIJmioのMNP予約番号発行の手順は、以下の通りです。

上記の手続きでMNP予約番号の発行登録は完了です。

MNP予約番号の有効期限は、発行日を含めた15日間です。乗り換え先の通信キャリアによっては、12日以上の期限が残っていないと受付できないことがあります。なるべく早めに手続きを完了させましょう。

また、IIJmioを解約した場合、SIMカードの返却が必要です。返却先などの詳細は「解約後、SIMカードの返却が必要」で、紹介します。

MNP予約番号のキャンセル手続きは不要

MNP予約番号が必要無くなった場合、キャンセル手続きは不要です。MNP予約番号の発行後、乗り換え手続きをせずに有効期限が切れた場合、自動で無効となります。その後の料金プランなどにも影響はなく、そのまま利用し続けられます。

ただし、MNP予約番号の有効期限が切れた後、他の手続きができない期間があります。
再度MNP予約番号を発行する方、解約をする方は注意しましょう。

手続きができない期間は、契約している通信回線のタイプごとに、以下のように設定されています。

上記の時間は正確ではなく、前後することがあるようです。あらかじめ、把握しておきましょう。

初期契約解除を希望する場合の方法

IIJmioと契約してから8日以内であれば「初期契約解除」が可能です。

初期契約解除とは「電波が入らない」「通信速度が遅い」「想定していた契約内容と違った」などの理由で、契約をキャンセルする手続きのことです。契約締結通知受領後から8日以内であれば「Web」または「電話」で受け付けています。

Web手続きは「会員専用ページ」から申し込みが可能です。「mioID、またはご登録メールアドレス」と「mioパスワード」が必要となるため、用意しておきましょう。

電話手続きは「IIJmioサポートセンター」で受け付けています。オペレーターに「初期契約解除をしたい」と伝え、手続きをすると、後日書面が送られます。書面に記入し、指定の送付先に返送することで手続きが完了します。

初期契約解除の際、契約解除料は発生しません。ただし「契約事務手数料」と「初期契約解除の申請日までの利用料金」は発生します。その他の費用や条件などは「初期契約解除について」をご覧ください。

IIJmioを解約する際のおすすめのタイミング

通信キャリアの解約や乗り換えをする際「お得に解約できるタイミング」が気になりますよね。

しかし、IIJmioの場合は、いつ解約手続きをしても当月末に解約されます。そのため、自分でタイミングを決めることができません。手続きをするタイミングはあまり重要ではないと考えられるでしょう。

強いていうのであれば、乗り換えの契約手続きは、月末付近がおすすめです。
IIJmioを無駄なく使える上、乗り換え先の基本料金が日割り計算されることが多いためです。

とはいえ、ギリギリを狙いすぎて翌月になってしまわないように注意しましょう。回線の切り替えが翌月になる場合、IIJmioの料金が満額請求されてしまいます。

IIJmioを解約する際の注意点

最後に、IIJmioを解約する際の注意点を紹介します。以下の3つの項目に分けて確認していきましょう。

最低利用期間は解約できない

現在、新規受付中の「ギガプラン」には「最低利用期間」が設けられており、満了するまでは解約手続きができません。

最低利用期間は、利用開始月の翌月末日までとなっています。

解約後、SIMカードの返却が必要

IIJmioのSIMカードは、解約後に返却が必要です。手続き完了後、SIMカードを封筒に入れて、下記住所に郵送してください。返却にかかる送料は、利用者負担となります。

ただし、SIMカードを紛失してしまった場合は、無理に返却する必要はありません。返却しなかったことによる費用は発生しないため、見つかったときに返却しましょう。

MNP予約番号の発行には最大4日程度かかる

IIJmioのMNP予約番号発行は、最短で1日（翌日23時以降）、最大で4日程度かかります。
手続き後、すぐに乗り換えられるわけではないため、注意しましょう。

また、MNP予約番号の有効期限は、発行日を含めた15日間となっています。乗り換え先の通信キャリアによっては、有効期限が12日以上必要なこともあるため、早めに手続きを済ませましょう。

なお、MNP予約番号が「予約番号発行中」の状態の場合、再発行はできません。有効期限の延長も受け付けていないため、注意しましょう。

2023年12月19日時点の調査内容です。