ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えはどんな方におすすめ？申し込み手順も紹介

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える3つのメリット

まずは、ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリットを紹介します。以下の3つの項目に分けて確認していきましょう。

月額料金が安くなり、使えるデータ容量が増える｜料金比較で検証！

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えることで、月額料金が安くなり、さらに使えるデータ容量が増える可能性があります。

ここでは、ワイモバイルの「シンプルS/M/L」と、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の月額料金比較を紹介します。まずは、以下の一覧表をご覧ください。

※2023年10月2日をもって、ワイモバイルの「シンプルS/M/L」の新規受付は終了しています。現在、新規受付中のプランの詳細はこちらの記事を確認してください。

上記の表ではデータ容量別に月額料金を比較していますが、どのデータ容量でも楽天モバイルのほうが安くなることがわかります。たとえば「ワイモバイル：15GB」と「楽天モバイル：〜20GB」には月額1,100円(税込)の金額差があるのです。

なお、ワイモバイルには「家族割引サービス」と「おうち割 光セット（A）」の2つの割引が用意されており、適用条件を満たす場合には月額料金値引きを受けられます。割引が適用されることで楽天モバイルよりも安くなることがあるため、確認が必要です。

詳しくは、本記事内「契約状況によっては月額料金が高くなる」をご覧ください。

無料通話かけ放題サービス「Rakuten Link」が使える

「Rakuten Link」は、楽天モバイルユーザー専用の通話アプリです。追加料金なしで「国内通話かけ放題・対象国から日本への国際通話かけ放題・メッセージの送受信無料・楽メール・その他サービス」を利用できます。

また、端末の通話アプリを使いたい方向けに、1回15分間の国内通話かけ放題が使える「15分（標準）通話かけ放題」も提供されています。

ただし、24時間国内通話かけ放題の通話オプションは提供されていません。使い方によっては通話料金が高くなってしまうこともあるため、注意が必要です。

乗り換える前に、各社の通話オプションを比較しておきましょう。

お得な乗り換えキャンペーンが適用される

楽天モバイルは、他社からの乗り換えで契約する方に向けて、お得なキャンペーンを用意しています。特典内容をまとめて紹介しますので、気になるものがある方は公式サイトをご覧ください。

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える3つのデメリット

続いて、ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるデメリットを紹介します。こちらも3つの項目に分けて確認していきましょう。

電波がつながりにくくなる可能性がある｜一覧表で比較！

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えることで「電波がつながりにくい・通信速度が遅い」と感じる可能性があります。以下の2つのポイントに分けて、確認していきましょう。

ワイモバイルと楽天モバイルの通信回線の基本情報

まずは、各社の通信回線の基本情報を紹介します。

ワイモバイルは、ソフトバンクと同等の通信回線を使ったサービスを提供しています。キャリアアグリゲーションをはじめとしたネットワーク技術にも対応しており、格安SIM会社の中ではトップクラスの通信速度を誇ります。

一方の楽天モバイルは、第4の大手通信キャリアとして独自の通信回線を使ったサービスを提供しています。提供エリアは順次拡大しており、2023年6月時点で「人口カバー率 99.9% ※」となりました（※出典：通信・エリア）。

また「Rakuten最強プラン」では、パートナー回線（au回線）エリアが拡大。つながりやすさが改善した上、楽天回線エリア外でもデータ容量無制限プランを使えるようになっています。

しかし、パートナー回線エリアで利用できる周波数は800MHz帯のみ。ほかの大手通信キャリアと比べると、いまだ発展途上だと言えるでしょう。

ワイモバイルと楽天モバイルの通信速度比較

では、実際にどれくらいの違いがあるのでしょうか。ここでは、回線速度の口コミサイト「みんそく」の情報をもとに、ワイモバイルと楽天モバイルの通信速度を比較します。

上記のうち「平均Ping値」は、1回の通信にかかる時間を平均した数値です。数値が小さいほど通信環境が良いとされています。今回の比較からは、ワイモバイルのほうが良い数値が出ています。

「平均ダウンロード速度」は、1回の通信で受信できるデータ容量の平均値です。この数値が大きいほど、大容量通信を高速で利用可能。こちらもワイモバイルが優れていると判断できます。

「平均アップロード速度」は、1回の通信で送信できるデータ容量の平均値です。メールの送信やSNSの投稿に関係しており、数値が大きいほど高速だと考えられます。この項目では楽天モバイルのほうが優れていました。

なお、通信速度は利用するエリアや時間帯によって大きく変動します。SNSや口コミサイトを確認した上で乗り換えましょう。

契約状況によっては月額料金が高くなる

メリットでは「月額料金が安くなる」とお伝えしました。しかし、ワイモバイルの契約状況によっては、楽天モバイルに乗り換えることで月額料金が高くなります。

楽天モバイルに「最強家族プログラム」」、ワイモバイルに「家族割引サービス」または「おうち割 光セット（A）」が適用されているケースを例に、月額料金を比較してみましょう。以下の料金表をご覧ください。

こちらの料金比較からは25GB以上利用する場合、楽天モバイルの月額料金が高くなることがわかります。ひと月のデータ容量が25GB以上利用される方は、ワイモバイルを使い続けたほうが良いでしょう。

なお、割引には適用条件があります。詳しくは、楽天モバイル公式サイト「最強家族プログラム」、ワイモバイル公式サイト「家族割引サービス」と「おうち割」を確認してください。

メールアドレスを引き継ぐ場合、月額料金がかかる

ワイモバイルのキャリアメールアドレスは解約後も引き続き利用できますが、別途利用料金が発生します。

合計金額が増えることで乗り換えるメリットが少なくなる可能性があるため、あらかじめ確認しておきましょう。サービスの基本情報は次のとおりです。

上記のとおり、回線の解約から31日以内にサービスに申し込む必要があります。期日を過ぎると引き継ぎできませんので、注意してください。

ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える方法・手順

ここからは、ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える方法・手順を紹介します。以下の4つの項目に分けて確認していきましょう。

1. 契約に必要なものを準備する

はじめに、楽天モバイルの契約に必要なものを準備しましょう。

上記のうち「本人確認書類」には、細かく受付条件が定められています。また、未成年の方の契約には別途書類が必要です。詳しくは、楽天モバイル公式サイト「本人確認書類」および「未成年のお客様がご利用になる場合のお申し込みの流れ」をご覧ください。

「MNP予約番号」は、乗り換え手続きをする際に使用する番号です。2023年5月以前は必須でしたが「MNPワンストップ」の導入によって、オンライン手続きでは不要となりました。店頭で手続きする方のみ発行してください。

なお、MNP予約番号の有効期限は発行日を含めた15日間となっています。発行後はできるだけ早く手続きをしましょう。

2. 動作確認済み端末・SIMロック解除の有無をチェックする

他社で購入した端末を利用する場合「動作確認済み端末」と「SIMロック解除の有無」のチェックが必要です。それぞれ詳しく解説します。

動作確認済み端末のチェック

「動作確認済み端末」とは、楽天モバイルのサービスを問題なく利用できることが確認された端末のことです。

動作確認ができていない端末を利用すると「インターネットにつながらない」「電話が途中で途切れる」といったトラブルが発生する可能性があります。

楽天モバイルの動作確認済み端末は「ご利用製品の対応状況確認」でチェックできます。手順は次のとおりです。

1.「ご利用製品の対応状況確認」にアクセスする。
2.「選択肢から選んで調べる」までスクロールし、当てはまる項目をタップする。

3. 表示される内容に従って、当てはまる項目を選択する。

4. 画面に表示される対応状況を確認する。

上記の手順で「対象の機種名が表示されない」または「チェックがついていない」場合、動作確認が済んでいない可能性があります。新しい機種を購入するなどの対策をとりましょう。

SIMロック解除の有無のチェック

「SIMロック解除」は、SIMロック（購入した通信キャリア以外のSIMカードを利用できないようにする制限）を解除するための手続きです。

2021年10月1日以降に発売された機種は制限の対象外のため、手続きは不要。それ以前に発売された端末の解除状況は通信キャリアによって異なります。

たとえば、ドコモ・au・ソフトバンクで販売された端末で、以下の条件に当てはまる場合、SIMロック解除手続きは不要です。

上記の条件に当てはまらない場合は、SIMロック解除手続きが必要となります。それぞれ「店頭・電話・Web」で受け付けているため、問い合わせて手続きをしましょう。

ただし、店頭で手続きをする場合、SIMロック解除手数料が発生することがあります。「電話」または「Web」での手続きがおすすめです。

3. 楽天モバイルの申し込み手続きをする

ここまでの準備ができたら、楽天モバイルの申し込み手続きをしましょう。受付窓口は以下の2つです。

ここでは、Web窓口の「楽天モバイル公式サイト」で申し込む手順を紹介します。

1.「楽天モバイル」にアクセスし、画面上部の「お申し込み」をタップする。
2.「プランを選択する」をタップし、オプションサービスを選択する。

3. SIMタイプの項目で「SIMカード」または「eSIM」を選択する。
4. 端末を購入する場合は「製品選択へ進む」をタップする。
5. SIMカード単体で契約する場合は「この内容で申し込む」をタップする。
6. 画面表示に従って契約手続きを進める。

楽天会員登録・契約者情報の入力などを済ませ、登録を確定させたら申し込みは完了です。

4. 開通手続き・初期設定・データ移行をする

申し込み手続きおよび審査完了後、2日〜4日程度で商品が配送されます。

注文内容と相違がないこと、傷などの不備がないことを確認した上で、開通手続き・初期設定を進めましょう。手順は次のとおりです。

なお、eSIMを契約した方は手順が異なります。詳しくは、楽天モバイル公式サイト「MNP開通手続き方法」をご覧ください。

1. 開通手続きをする

はじめに、楽天モバイルの通信回線を利用するための「開通手続き」をしましょう。

当日切り替えの対象となる受付時間は「9:00〜21:00」です。21:00以降の申し込みは翌日9:00以降に処理されますので、注意してください。

開通手続きは「my 楽天モバイル」で受け付けています。手順は次のとおりです。

1.「my 楽天モバイル」にアクセスし「ユーザID/パスワード」でログインする。
2. 該当の申込番号をタップし「転入を開始する」をタップする。

3. チェックボックスにチェックを入れた上で「MNP転入を開始する」をタップする。
4. 申し込み履歴画面で「開通手続き中です」と表示されていることを確認する。

2. 端末にSIMカードをセットする

続いて、楽天モバイルのSIMカードをこれから利用する端末にセットしましょう。SIMカードは小さく紛失しやすいため、慎重に作業してください。手順は次のとおりです。

SIMカードがセットできたら、ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えは完了です。必要に応じて初期設定やデータ移行を行ってください。

ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問

最後に、ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問を紹介します。不明点や心配な点がある方は、ぜひ参考にしてください。

2024年2月28日時点の調査内容です。