INDEX

格安SIMを提供している事業者の多くはドコモ回線、もしくはau回線を利用したものが多いですが、近年ではソフトバンク回線を利用した格安SIMも増えてきました。
そこで今回はソフトバンク回線を利用した格安SIM7社の料金や通信速度について比較し、それぞれのおすすめポイントなどを解説していきます。
プロの評価:ソフトバンク回線の格安SIMはこんな人におすすめ
ソフトバンクを利用している人が、ソフトバンク回線系格安SIMへ乗り換えすることが特におすすめです。
既にソフトバンクエリアで使用していることで、通信が繋がりにくい時間や繋がりにくいエリア等のリスクを認識しているため、乗り換え後のギャップが少ないです。
ソフトバンク回線の格安SIM(スマホ)の特徴

ソフトバンク回線の一番の特徴は、大手キャリアのソフトバンクと同じエリアで通信が行えることです。
格安SIMなので通信速度がソフトバンクほど速くはないですが、自分が生活しているエリアでソフトバンク回線が繋がりやすい場合はソフトバンク回線を利用した格安SIMが良いでしょう。
また、ソフトバンクで購入した端末が利用しやすい点もソフトバンク回線を利用した格安SIMのもう一つの特徴といえます。
基本的にはソフトバンクで購入した端末であっても、SIMロック解除を行うことでauやドコモの回線を利用した格安SIMで利用することは可能なのですが、端末が対応している周波数の問題上、他社回線の電波をフルに活かせないケースが多いです。
ソフトバンク回線を利用した格安SIMであれば通信が行えるエリアについては以前と変わらない範囲で利用できるので、ソフトバンクから格安SIMに乗り換える場合はソフトバンク系の格安SIMがおすすめですよ。
料金比較:ソフトバンク回線の格安SIM(スマホ)

それでは、まずはソフトバンク回線を利用した格安SIM7社の料金について比較していきます。格安SIMの料金プランは主に「音声通話プラン」「データ通信専用プラン」の2つに分かれているので、それぞれ解説します。
音声通話プランの場合
ワイモバイル | mineo(マイネオ) | NUROモバイル | b-mobile | QTmobile | リベアSIM | HISモバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100MB | – | – | – | – | – | – | 1,078円 |
200MB | – | – | 495円 | – | – | – | – |
1GB | – | 1,298円 | – | 1,089円 | 1,254円 (1,870円) |
– | – |
2GB | – | – | – | 1,309円 | – | – | 1,562円 |
3GB | 2,178円 | – | 792円 | 1,529円 | 1,364円 (1,980円) |
980円 | – |
5GB | – | 1,518円 | 990円 | 1,969円 | – | – | 2,112円 |
6GB | – | – | – | 2,189円 | 2,134円 (2,750円) |
– | – |
7GB | – | – | – | 2,409円 | – | – | – |
8GB | – | – | 1,485円 | 2,629円 | – | – | – |
10GB | – | 1,958円 | – | 3,069円 | 3,234円 (3,850円) |
1,680円 | 3,102円 |
15GB | 3,278円 | – | – | 4,169円 | – | – | 4,092円 |
20GB | – | 2,178円 | – | 5,269円 | 5,379円 (5,610円) |
1,980円 | – |
25GB | 4,158円 | – | – | – | – | – | – |
30GB | – | – | – | – | 7,579円 (7,810円) |
– | 6,567円 |
備考 | 5GBプランは 3ヵ月ごとに3GB 8GBプランは 3ヵ月ごとに6GBの 容量付与 |
1GBあたり220円の 従量課金制 |
7ヵ月目以降は ()内の料金 |
使った量に応じて 月額料金が変わる 従量課金制 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
b-mobileは格安SIMでは珍しい従量課金制の料金プランになっており、月に使用した容量が1GB増えるごとに通信料が220円増えます。
その他にも格安SIM事業者によって低容量が充実しているプランや大容量でも月額料金が抑えられているプランなどの差があるので、自分の使用量に合ったプランがどの事業者にあるのか見ておくといいでしょう。
データ通信専用プラン
ワイモバイル | mineo(マイネオ) | NUROモバイル | b-mobile | QTmobile | リベアSIM | HISモバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100MB | – | – | – | 209円 | – | – | 198円 |
200MB | – | – | 330円 | – | – | – | – |
1GB | – | 880円 | – | 528円 | 770円 (880円) |
– | – |
2GB | – | – | – | – | – | – | 770円 |
3GB | – | – | 627円 | 935円 | 880円 (990円) |
620円 | – |
5GB | – | 1,265円 | 825円 | – | – | – | 1,320円 |
6GB | – | – | – | 1,595円 | 1,540円 (1,705円) |
– | – |
7GB | – | – | – | – | – | – | – |
8GB | – | – | 1,320円 | – | – | – | – |
10GB | – | 1,705円 | – | 2,409円 | 2,604円 (2,805円) |
1,280円 | 2,310円 |
15GB | – | – | – | 3,608円 | – | – | 3,300円 |
20GB | – | 1,925円 | – | – | 4,400円 (4,620円) |
1,580円 | – |
30GB | – | – | – | – | 6,600円 (6,820円) |
– | 5,775円 |
備考 | データ通信プランは なし |
データ使用量に応じて 料金が変わる 従量課金制 |
7ヵ月目以降は ()内の料金 |
使った量に応じて 月額料金が変わる 従量課金制 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
データ通信専用プランは契約する人が少ないこともあり、対応しているサービスは音声通話プランよりも少なくなっています。
その中でもb-mobile、HISモバイルはサブのスマホやタブレット用に低価格の料金プランを展開しているので、通話機能の必要ない2回線目を考えている方は検討してみるといいでしょう。
通信速度比較表:ソフトバンク回線の格安SIM(スマホ)

次に、ソフトバンク回線の格安SIM7社の通信速度についても比較しました。
平均 Ping値 |
平均 ダウンロード速度 |
平均 アップロード速度 |
|
---|---|---|---|
ワイモバイル | 40.38ms | 60.13Mbps | 14.08Mbps |
mineo(マイネオ) | 64.26ms | 38.89Mbps | 9.01Mbps |
NUROモバイル | 60.07ms | 20.29Mbps | 10.71Mbps |
b-mobile | 69.51ms | 28.75Mbps | 11.08Mbps |
QTmobile | 62.99ms | 13.04Mbps | 7.24Mbps |
リベアSIM | データ無し | データ無し | データ無し |
HISモバイル | 98.55ms | 13.69Mbps | 3.91Mbps |
出典:みんそく
※表は右にスクロールできます。
まずはウェブページの読み込みや動画視聴などで重要になるダウンロード速度についてですが、ワイモバイルが60.13Mbpsと圧倒的な数値を叩き出しています。
次点でmineo(マイネオ)やb-mobileも30Mbps前後の速度を叩き出しています。
ダウンロード速度については10Mbps以上であれば快適な通信が行えると考えていいので、上記の3社であれば通信速度に不満を感じる場面は少ないでしょう。
アップロード速度は自分の端末からデータを送信するときに影響する速度で、ダウンロード速度ほど重要ではありません。
ただし、こちらもワイモバイルが14.08Mbpsと頭一つ抜けている結果になりました。
最後に紹介するPing値は通信にかかる時間を表す数値です。
基本的には動画視聴やインターネット閲覧などであればPing値が80ms未満であれば不満はあまり感じないでしょう。
ただしオンラインゲームなどをプレイする場合は反応速度が重視されるので、Ping値も重要になります。
Ping値に関してもワイモバイルが40.38msと非常に優秀で、スマホ用オンラインゲームであれば快適なプレイが期待できますよ。
おすすめしたいソフトバンク回線の格安SIM(スマホ)7社
ワイモバイル

プロのおすすめ!
ソフトバンクのサブブランドであり、サポート対応が可能な専門ショップも多くあります。
ソフトバンクショップでもY!mobileの各種受付を行っている店舗も多いので、トラブル発生時や使い方・料金の相談等、専門ショップが必要で対面での相談がある方が安心と感じる方にはおすすめです。
ソフトバンクが提供する固定回線とセットで割引が受けられることや、PayPayボーナス得点を継続利用できるメリットがあることからソフトバンクからの乗り換えはおすすめです。
料金プラン | ・シンプルS(3GB):2,178円 ・シンプルM(15GB):3,278円 ・シンプルL(25GB):4,158円 |
通信速度 | ・平均Ping値:40.38ms ・平均ダウンロード速度:60.13Mbps ・平均アップロード速度:14.08Mbps |
キャンペーン情報 | ・YouTube Premium3ヵ月無料 ・データ増量オプション1年間無料 など |
支払い | ・クレジットカード ・口座振替 |
実店舗 | あり |
ワイモバイルのおすすめポイント
- 通信品質が安定している
- 家族割がお得
- シンプルで分かりやすい料金プラン
- 実店舗があるのでサポートも安心
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという位置づけで、格安SIMながらソフトバンクとほぼ同等の通信品質が期待できます。
さらに家族割やソフトバンク光・Airとのセット割「おうち割」を利用することで毎月1,188円の割引が受けられるのも魅力。
ワイモバイルは毎月の料金は抑えたいけど、通信速度にはこだわりたいという方におすすめの格安SIMです。
mineo(マイネオ)

プロもおすすめ!
大手3キャリア回線に対応しているmineo(マイネオ)は、契約内容を一部(契約期間・現行の残容量・各種割引・各種端末保証サービス)維持したまま大手キャリア内をプラン変更する形で手続きが可能です。
オンラインでの必要事項を入力すれば申込が完了し、SIMが届きます。
大手3キャリア回線をもつmineoならではのサービスです。
料金プラン (音声通話プラン) |
1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
料金プラン (データ通信専用プラン) |
1GB:880円 5GB:1,265円 10GB:1,705円 20GB:1,925円 |
通信速度 | ・平均Ping値:60.07ms ・平均ダウンロード速度:38.89Mbps ・平均アップロード速度:9.01Mbps |
キャンペーン情報 | ・5G無料オプション最大6ヵ月無料 ・スマートフォン購入で電子マネーギフト購入キャンペーン |
支払い | クレジットカード |
実店舗 | あり |
※表は右にスクロールできます。
mineo(マイネオ)のおすすめポイント
- 価格設定がリーズナブル
- 500種類以上の豊富な端末で動作確認済み
- mineo独自のデータシェア機能が盛りだくさん
mineo(マイネオ)は、格安SIMの中でも高い人気を誇るサービスです。
mineoの大きな特徴はmineoのパケットをみんなでシェアできる「フリータンク」機能や自分のパケットを相手に譲る「ゆずるね。」機能など、独自のデータシェア機能が豊富な点です。
少ないデータ容量でも効率的に消費できるので、契約するデータ容量を抑えて月額料金を下げることができますよ。
またmineoは動作確認を行っている端末が500種類以上と非常に多いので、現在利用している端末を安心して使いやすい点も魅力と言えるでしょう。
NUROモバイル

料金プラン (音声通話プラン) |
3GB:792円 5GB:990円 8GB:1,485円 |
料金プラン (データ通信専用プラン) |
3GB:627円 5GB:825円 8GB:1,320円 |
通信速度 | ・平均Ping値:64.26ms ・平均ダウンロード速度:20.29Mbps ・平均アップロード速度:10.71Mbps |
キャンペーン情報 | ・Xperia10III Lite購入で4,000円キャッシュバック |
支払い | クレジットカード |
実店舗 | あり |
NUROモバイルのおすすめポイント
- 月額料金が格安SIMの中でもトップクラスの安さ
- データ繰り越しサービスで余ったデータは翌月に繰り越しできる
- 5GB、8GBプランは3ヵ月ごとに追加の容量が付与
NUROモバイルは、インターネット回線で有名なNURO光を運営している会社の格安SIMです。
格安SIMの中では通信料がトップクラスに安く、3GBのプランなら音声通話付きでも792円/月で利用することができます。
さらに5GB、8GBプランでは3ヵ月ごとにそれぞれ3GB、6GBの容量が付与され、付与された容量は翌々月まで使えるのでライフスタイルに合わせて柔軟なデータの使い方ができますよ。
b-mobile

料金プラン (音声通話プラン) |
月額基本料1,089円(データ量1GB込み) 2GB以降は1GBあたり220円ずつ加算の従量課金制 |
料金プラン (データ通信専用プラン) |
最安209円の従量課金制 ~100MB:209円 ~1GB:528円 ~3GB:935円 ~6GB:1,595円 ~10GB:2,409円 ~15GB:3,608円 |
通信速度 | ・平均Ping値:69.51ms ・平均ダウンロード速度:28.75Mbps ・平均アップロード速度:11.08Mbps |
キャンペーン情報 | |
支払い | クレジットカード |
実店舗 | あり |
b-mobileのおすすめポイント
- 格安SIMでは珍しい消費したデータ容量に応じて料金が適用される従量課金制
- データ通信専用プランは最安で月額209円
- 5GBからは1GB単位でデータ使用量が設定可能
b-mobileは、格安SIMでは珍しく消費したデータ容量の分だけ料金が請求されます。
特にデータ通信専用プランであれば最安で209円から契約が行えるので、サブのスマホやタブレット用の回線を持っておきたい、という方にはぴったりの格安SIMと言えるのではないでしょうか。
またb-mobileは5GB以降、1GB単位でデータ使用量の上限が設定できるので、データ容量を使いすぎて請求が高くなる心配もありませんよ。
QTmobile

料金プラン (音声通話プラン) |
7ヵ月目以降は()内の料金 1GB:1,254円(1,870円) 3GB:1,364円(1,980円) 6GB:2,134円(2,750円) 10GB:3,234円(3,850円) 20GB:5,379円(5,610円) 30GB:7,579円(7,810円) |
料金プラン (データ通信専用プラン) |
7ヵ月目以降は()内の料金 1GB:770円(880円) 3GB:880円(990円) 6GB:1,540円(1,705円) 10GB:2,604円(2,805円) 20GB:4,400円(4,620円) 30GB:6,600円(6,820円) |
通信速度 | ・平均Ping値:62.99ms ・平均ダウンロード速度:13.04Mbps ・平均アップロード速度:7.24Mbps |
キャンペーン情報 | ・iPhone限定30,000円キャッシュバックキャンペーン |
支払い | クレジットカード |
実店舗 | あり |
QTmobileのおすすめポイント1GB単位でデータ使用量が設定可能
- BBIQ利用者は端末料金が10%キャッシュバック
- QTmobile端末でなくても対象の「端末保証サービス(ワイド)」
- iPhoneを含む豊富な端末ラインナップ
QTmobileは、1GBから30GBまでの幅広い容量が選べる格安SIMです。
月額料金についても特に低容量帯が低めに設定されており、さらに6ヵ月目までは月額料金が割引されているためよりお得に契約できますよ。
さらに、光インターネットサービス「BBIQ」とのセット契約で月額料金がお得になったり、QTmobileでの端末購入が10%オフになるなどの特典も魅力です。
リペアSIM

料金プラン (音声通話プラン) |
3GB:980円 10GB:1,680円 20GB:1,980円 |
料金プラン (データ通信専用プラン) |
3GB:620円 10GB:1,280円 20GB:1,580円 |
通信速度 | データ無し |
キャンペーン情報 | |
支払い | クレジットカード |
実店舗 | あり |
リペアSIMのおすすめポイント1GB単位でデータ使用量が設定可能
- 10GBの月額料金がソフトバンク回線の格安SIMで最安
- iPhone修理専門店「アイサポ」での修理代金が10%オフ
- 余ったデータは翌月へ繰り越しが可能
リペアSIMは、iPhone修理専門店「アイサポ」を運営している会社が提供している格安SIMで、リペアSIM利用者であればいつでも修理代金が10%オフになるほか、修理完了から6ヵ月間は再修理無料のサポートも行っています。
さらに月額料金も非常に安く、10GBの月額料金についてはソフトバンク回線の格安SIMの中でも最安。特にiPhone利用者はチェックしておきたい格安SIMです。
HISモバイル

料金プラン (音声通話プラン) |
従量課金制 ~100MB:1,078円 ~2GB:1,562円 ~5GB:2,112円 ~10GB:3,102円 ~15GB:4,092円 ~30GB:6,567円 |
料金プラン (データ通信専用プラン) |
従量課金制 ~100MB:198円 ~1GB:770円 ~5GB:1,320円 ~10GB:2,310円 ~15GB:3,300円 ~30GB:5,775円 |
通信速度 | ・平均Ping値:98.55ms ・平均ダウンロード速度:13.69Mbps ・平均アップロード速度:3.91Mbps |
キャンペーン情報 | ・電気と電話両方申し込みで電気の基本 料金3ヵ月、電話の基本料金1ヵ月無料 |
支払い | クレジットカード |
実店舗 | あり |
HISモバイルのおすすめポイント1GB単位でデータ使用量が設定可能
- 使った分だけ支払う従量課金制
- 貼るだけで利用できる海外SIMなど、海外利用に強いサービスがある
- オプションサービスが充実している
HISモバイルは旅行会社のHISが母体ということもあり、現在使っているSIMカードの上に貼るだけで利用できる「変なSIM」サービスや国際ローミング、国際電話が掛けられるサービスなど海外利用に便利なサービスが充実しています。
またソフトバンク回線は自分が使った分だけ支払う従量課金制となっており、特にデータ通信専用プランは最安で198円から契約できるのでサブの回線にも最適な格安SIMです。
ソフトバンク回線の格安SIMへ乗り換える際のメリットとデメリット

ここでは、ソフトバンク回線を利用した格安SIMのメリットとデメリットについて解説します。
メリット:テザリングに対応している
格安SIMでは長い間ドコモ系の格安SIMでしかテザリングに対応していませんでしたが、2018年4月、b-mobileがテザリングに対応したのを皮切りにほとんどのソフトバンク系格安SIMがテザリングに対応しました。
これにより格安SIMでも大手キャリアと同じような使い勝手で通信ができるため、非常に便利ですよ。
メリット:ソフトバンクよりも料金が安い
格安SIM、と名がついているように、格安SIMへ乗り換えることでほとんどの場合月額料金が安くなります。
例えば2021年10月現在、ソフトバンクで最も安い料金プランはスマホデビュープランを除くとミニフィットプランの1GB利用で3,278円ですが、ソフトバンク系の格安SIMであればb-mobileの1GB1,089円が最安と2,000円以上安くなっています。
もちろんソフトバンク独自のキャンペーンなどを加味するとソフトバンクのほうがお得になるケースも出てきますが、ほとんどの場合は格安SIMに乗り換えることで月々の出費を抑えられますよ。
デメリット:ドコモ・auの格安SIMと比べてプランが少ない
ソフトバンク回線を利用した格安SIMはドコモ、au回線を利用した格安SIMよりも後に参入した事業者が多く、まだあまりプランが充実していません。
そのため選択肢が狭まってしまう点はデメリットといえるでしょう。
デメリット:ソフトバンクの一部サービスが使用できなくなる
格安SIMでは、ソフトバンクで利用できていた一部のサービスが利用できないことが多いです。
代表的なのが「@softbank.ne.jp」のドメインが付いたキャリアメール。
ソフトバンクから格安SIMへ移行するとソフトバンク系の回線を利用した格安SIMでもキャリアメールが利用できなくなってしまうので、現在キャリアメールを利用している方はGmailなどのフリーメールアドレスを取得しておきましょう。
ソフトバンク回線の格安SIMへ乗り換える手順

ソフトバンク回線の格安SIMへ乗り換える際の注意点
- 格安SIM社はオンライン手続きが主流であり、対面で相談できる店舗がほとんど無いので、ソフトバンクショップに頼っている人には不向きかもしれません。
ソフトバンク回線格安SIMに限らずではありますが、格安SIMへの乗り換えはデータ移行や初期設定などは自分で行う必要があります。
トラブル発生時にソフトバンクショップに行って相談していた方は、難しく感じると思います。 - 現在利用している端末が利用できるか、購入前に確認することは必須です。
ホームページで動作確認済み端末の公表をしているので、必ずチェックしましょう。 - 格安SIMへの乗り換え時は、乗り換え時の費用(現在利用しているプランや契約期間)の事前の把握が必須です。
ソフトバンク回線の格安SIMへ乗り換える手順
ここからは、実際にソフトバンク回線の格安SIMへ乗り換える方法について解説します。
MNP予約番号を取得
まずは現在利用している通信事業者からMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号を発行せずに解約手続きを行うと電話番号の引継ぎが出来なくなってしまうので、忘れずに行っておきましょう。
またMNP予約番号の有効期限は取得日を含めて15日間です。期限が過ぎても再発行は行えますが、2度手間になってしまうのでMNP予約番号を発行したら速めに乗り換え手続きを行いましょう。
SIMロック解除(※ソフトバンク回線の利用者は不要)
次に、ソフトバンク回線から端末を乗り換えた利用者以外は現在利用している端末のSIMロックを解除します。
SIMロックの解除方法は現在利用している通信事業者にもよりますが、基本的には各事業者の店舗もしくは会員用サイトから手続きが行えます。
希望の格安SIMに申し込み
MNP予約番号を発行し端末のSIMロックを解除したら、契約予定の格安SIMへ申し込ます。
この時、申し込み画面で新規契約でなく乗り換えを選択してください。新規契約を選択すると電話番号の引継ぎが行えないので注意しましょう。
乗り換えを選択した場合は、乗り換え先の格安SIMへ申し込みが完了した時点で今まで利用していた回線は自動的に解約になります。
届いたSIMカードを端末に挿入
申し込みが完了したら指定された住所にSIMカードが送付されるので、SIMカードを端末に挿入してください。
APN設定
SIMカードの入れ替えが完了したら、端末を起動してAPN設定という接続先を指定する設定を行います。
APN設定は利用する格安SIMによって異なりますが、多くの場合はSIMカードに同封されている説明書やサイトのホームページに手順が記載されているので手順に沿って設定を行ってください。
APN設定が完了したら、乗り換えの手続きはすべて完了です。
まとめ
ソフトバンク系の格安SIMは、通信プランが比較的少なかったりソフトバンクの一部サービスが使用できなかったりなどのデメリットがあるものの、ほとんどの場合ソフトバンクよりも安く通信が行えます。
格安SIMは事業者ごとに特徴や重視している点が大きく異なっているので、この記事を参考に自分に合った格安SIMを見つけてくださいね。
2021年10月時点の調査内容です。