IIJmioひかりの評判を徹底調査！速度が遅い？キャンペーンが少ないって本当？

IIJmioひかりはどんなサービス？特徴と基本情報

IIJmioひかりは、株式会社インターネットイニシアティブが提供する光回線インターネットサービスです。

同サービスは「光コラボレーション事業者」と呼ばれており、NTTのフレッツ光回線を借り、自社が提供するプロバイダとセットにしてユーザーにサービスを提供しています。

月額料金

月額料金は戸建て向けの「ファミリータイプ」と集合住宅向けの「マンションタイプ」の2つがあり、どちらもプロバイダ料金込みの金額となっています。

これに加え、任意で「1ギガ対応無線LANルータ」を月額330円(税込)でレンタルすることも可能です。

初期費用

初期費用は、光回線を初めて使用するか否かによって変わってきます。

新しく光回線を利用する場合、初期費用は安価ですが工事費が別途かかります。

一方、フレッツ光からの乗り換え（転用）や他社光コラボサービスからの乗り換え（事業者変更）の場合、初期費用は高めですが、工事費は発生しません。

工事費は、配線設備の状況などの違いにより、数千円～2万円程度で増減します。

また、土日祝日の工事を希望する場合や、早朝・夜間の工事を希望の場合、工事の時間帯や内容によって工事費とは別途の料金が発生することがあります。

詳細：IIJmioひかり公式 mioひかりを利用するとき必要な初期費用・工事費用を教えてください。

下表の価格はあくまでも目安で、実際の金額は状況により変わることに注意しましょう。

なお、7,150円(税込)以上の工事費は20ヵ月の分割で請求され、それ未満の工事費は一括で請求が行われます。

オプションサービス

IIJmioひかりには有料オプションの「IIJmioひかり電話」と無料オプションの「IPoEオプション」の2つがあります。

・IIJmioひかり電話

「IIJmioひかり電話」は、光ファイバーを使った光IP電話サービスです。

利用している固定電話の電話番号をそのまま使用することができ、通常の固定電話に比べて月額料金や通話料を安くすることができます。

・IPoEオプション

IPoEとは、次世代型のインターネット接続方式で、従来の接続方式と比べ、アクセスが集中している時でも安定かつ高速な通信が可能になります。

IIJmioひかりではオプションサービスとして「IPoEサービス」を無料で提供しています。

ただし、IPoEオプションを利用する際は「IPoEに対応した無線LANルータ」が必要です。さらに「DS-Lite対応」の無線LANルータを使用すれば、より高速なインターネット通信が可能となります。

IPoE対応の無線LANルータは、月額330円(税込)でレンタルすることができますが、DS-Lite対応の無線LANルータを使いたい場合は、IIJmioの公式サイトで購入するか、家電量販店などで別途購入する必要があります。

詳細：IIJmioひかり IPoEオプション

IIJmioひかりの3つのメリット

IIJmioひかりを契約するメリットを3つピックアップしました。

他社と比べて月額料金が安い

他社の光回線インターネットサービスの継続契約プランは「2年」もしくは「3年」が用意されていることが多く、長期の契約ほど月額料金が安くなる代わりに、途中解約をすると契約解除料がかかるシステムになっています。

一方、IIJmioひかりは継続契約プランがなく、24ヵ月の最低利用期間さえ過ぎれば契約解除料がかからずに解約することが可能です。

下表の通り、他社の3年契約プランの中にはIIJmioひかりよりも月額料金が安いサービスがありますが、契約期間なしというメリットもあわせて考えると、IIJmioひかりは安価なサービスであるといえます。

スマホセット割引「mio割」がある

「mio割」は格安SIM会社の「IIJmio」と光回線サービスの「IIJmioひかり」をセットで利用すると、スマホと光回線の総額から永年月額660円(税込)が割引されます。

適用条件を満たしていれば、両方のサービスが利用開始になった当日分から自動的に日割りで割引が適用されるサービスです。

仮に、IIJmioで2GBの音声通話SIMを契約した場合、通常850円(税込)が実質190円(税込)で使用できる計算になります。

対象は、IIJmioのギガプランや従量制プランなど、ほぼすべてのプラン（プリペイドSIMは対象外）。

IIJmioの料金プランはこちらをご確認ください。

フレッツ光回線だから全国で使える

IIJmioひかりは、NTT東日本とNTT西日本のフレッツ光回線を借りてサービス展開を行う「光コラボレーション事業者」です。フレッツ光回線の特徴は、全国の幅広い地域のサービスエリアで利用することができます。

上の画像を参考に東日本エリアか西日本エリアかを確認した上で、下記サイトで検索すれば、詳細なエリアを確認することができます。

詳細：NTT東日本 フレッツ光 光アクセスサービス 提供エリア検索
詳細：NTT西日本 フレッツ光 サービス提供エリア確認

また、フレッツ光回線の場合、引っ越しの際などに生じる移転手続きが容易であるというメリットも存在します。

例えば、NTTのフレッツ光直接契約からIIJmioひかりなどの光コラボ事業者に乗り換える「転用」や、他の光コラボ事業者から乗り換える「事業者変更」などを、簡単に行うことが可能です。

IIJmioひかりの3つのデメリット

IIJmioひかりと契約することで生じる、3つのデメリットをまとめました。

エリア・時間帯によっては通信速度が遅くなる

通信回線速度の投稿サイト「みんそく」の「光回線の通信速度ランキング」によると、2022年11月30日現在、平均ダウンロード速度が311.68Mbpsで全63サービス中34位となっており、平均的な速度であることがわかります。

しかしTwitterでは、「夜間の通信速度が遅い」「アップロード速度が遅い」などのネガティブな口コミが見られました。

一方、「オプションサービス」で紹介した「IPoEオプション」を利用することで通信速度が劇的に改善されたという声も多く見られました。

無料の「IPoEオプション」を使用することで、夜間の通信速度が劇的に改善したという声が他にも多く見られました。

レンタルルータの性能が低い

前述の「IPoEオプション」の恩恵を最大限に得るためには、「DS-Lite」と呼ばれる接続方法に対応した無線LANルータを用意する必要があります。

IIJmioひかりでは、無線LANルータを月額330円(税込)でレンタルできるサービスを展開していますが、貸し出される機器は「DS-Lite」に対応していません。

詳細：IIJmioひかり mioひかりでレンタルできる機器の機能について教えてください。【mioひかり】

そのため、ルータは自分で別途購入することをおすすめします。購入する際は必ず「DS-Lite対応」と記載された製品を選ぶようにしましょう。IIJmioの公式サイトでも対応ルータを販売しています。

詳細：IIJmioひかり IPoEオプション

適用できるキャンペーンが少ない

他社の光回線インターネットサービスは、新規加入時のキャッシュバックや工事費用無料などのキャンペーンを継続的に開催しており、多いところでは4～5万円程度の割引を受けることが可能です。

一方、IIJmioひかりはキャンペーンが少なく、常時開催されているのはIIJmioのSIMとセットで適用できる「mio割」のみというデメリットがあります。

過去に開催された期間限定キャンペーンを見ても、「ADSL回線利用者が乗り換え契約をする場合に工事費最大19,800円(税込)引き」や「IIJmioのスマホとセットで契約した場合に3,696円(税込)×6ヵ月値引き」など、他社と比べると割引幅も少々控えめです。

IIJmioひかりの評判・口コミ

IIJmioひかりに関するTwitterの口コミを集めました。

月額料金に関する口コミ

この方は、スマホをIIJmioに変更し、その後光回線もIIJmioひかりに変えています。「mio割」を上手に使って、大きな節約に成功している好例です。

通信速度に関する口コミ

IPoEオプションを利用した状態で、下り551.74Mbpsというスピードを記録しています。また、この方のお住まいの地域では、昼夜問わず安定しているとも書き込まれていました。

夜間やアップロード時に速度が遅くなるという口コミは他にも見られました。この方のように大きなファイルを頻繁にやり取りする方は注意が必要です。

キャンペーンに関する口コミ

月額165円(税込)で契約できるeSIMデータプランゼロに「mio割」を適用させている方です。データプランゼロは通話なしのプランですが、この方のように副回線として使用するならおすすめです。

IIJmioひかりを契約する際の注意点

IIJmioひかりを契約する際に注意しておくべき3つのポイントを紹介します。

最低利用期間がある

一般的な光回線インターネットサービスには、2年または3年の継続契約プランが用意されており、更新タイミング以外で解約をすると、契約解除料が発生してしまいます。

一方、IIJmioひかりには継続契約プランはありませんが、利用開始日から24ヵ月間が「最低利用期間」と定められています。

この期間内に解約すると、以下の「最低利用期間内解除調定金」が請求されることに注意しましょう。

テレビサービスの提供がない

ドコモ光やSoftBank 光など、他社光回線インターネットサービスの多くはテレビオプションサービスを提供しています。

これによりテレビとインターネット回線の契約をひとまとめにでき、会社によってはテレビセット割などの恩恵を得ることも可能です。

一方、IIJmioにはテレビオプションサービスが存在しません。

これまで他社の光回線でテレビを視聴していた方がIIJmioひかりに乗り換える場合、通常のテレビ視聴環境を整える必要があります。

ひかり電話を利用する場合、機器レンタル料金が発生する

IIJmioひかり電話を使用する場合、IIJmioひかり電話対応ルータ（ホームゲートウェイ）と呼ばれる機器を用意しなければいけません。

ひかり電話対応のホームゲートウェイは、通常のルータなどと異なり、家電量販店などで購入することができないため、IIJmioひかりから月額330円(税込)でレンタルする必要があります。

2022年11月30日時点の調査内容です。