
楽天モバイルとpovoは、どちらも月額使用料が0円からスマホが使えるプランを提供しています。
スマホ料金を節約したい!とお考えの方にとっては、どちらも気になるサービスですよね。
乗り換えたいけど、どっちがいいのかな?と迷っている方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、楽天モバイルとpovoそれぞれの特徴や料金プラン、使えるデータ容量、気になる通信速度などを徹底比較!
結局どちらがおすすめなのか、すっきり解説しています。ぜひ、スマホ乗り換えの際の参考にしてください。
【結論】楽天モバイルとpovoはどちらがおすすめ?
まずは結論です。
楽天モバイルとpovoはどちらがおすすめかをひとことで言うと…
- 安さ重視なら楽天モバイルがおすすめ
- 通信の質重視ならpovoがおすすめ
です!それぞれ詳しく解説します。
安さ重視なら楽天モバイル

とにかく安さを重視するなら、楽天モバイルがおすすめ!楽天モバイルは、1GBまでなら0円で使えます。
通話やSMSも「Rakuten Link」アプリを使えば無料でできるので、本当に1ヵ月0円で使うことが可能です。
povoも基本料金は0円ですが、電話(税込22円/30秒)やSMS(税込3.3円~/通)には料金がかかってしまいます。

また、povoでは有料トッピングをしなければネットが使えない※ので、本当に0円で使うことは不可能に近いです。
※0円の基本プランでも128kbpsの通信速度でネットが使えますが、128kbpsでは遅すぎてメールやLINE以外ほぼ何もできません。
さらに、楽天モバイルなら20GBを超えても3,278円(税込)で使い放題なので、データをたくさん使う人にもおすすめ!
povoには1ヵ月データ使い放題プラン(トッピング)はありません。
24時間データ使い放題330円(税込)はありますが、もしこれを1ヵ月毎日使ったとすれば料金は9,900円(税込)…。
楽天モバイルより大幅に高くなってしまいます。
また、楽天モバイルの使い放題プランは大手3キャリアと比較しても格安。
大手3キャリアの使い放題プランは7,200~7,300円(税込)程度ですが(各種割引前の料金)、
楽天モバイルなら大手3キャリアの半額程度でデータが使い放題、しかもテザリングも無制限で無料で、圧倒的にお得です。
家のインターネットを楽天モバイルのスマホ1つでまかなうこともできますよ!
その他、楽天モバイルは以下のような方にもおすすめです。
・生活圏が楽天回線エリアに含まれている人
・端末を割引価格で購入したい人
・楽天会員の人(ポイント還元あり)
・申し込み方法や初期設定などのサポートが欲しい人
以上の点についてもっと詳しく知りたい方は、「楽天モバイルの特徴」をご覧ください。
通信の質重視ならpovo

povoは大手通信キャリアのauが提供する、超低価格が売りのオンライン専用ブランド。
大きな特徴は、今までにない“トッピング式”料金プランの「povo 2.0※」です。
※2021年9月に料金プランが全面改訂されました。この記事では、現在提供されているpovo2.0プランについて解説しています。
通信の品質を重視したいなら、au回線のpovoがおすすめ。
povoはauとは別のブランドという形をとってはいますが、実質「auの格安料金プラン」です。
そのため、通信回線や通信エリアはauと全く同じ。格安スマホサービスと同じ水準の料金で、au品質の通信が楽しめるのがpovo最大の魅力です。
一方楽天モバイルは、サービス開始間もない(2020年4月)ため通信エリアは狭く、使える電波の周波数帯も少ないので大手キャリアと比べてまだまだつながりにくいのが現状。

大手3キャリアのエリア人口カバー率は99%を越えていますが、楽天モバイルは2021年内に96%を目指している状況です。
楽天モバイルの通信品質はまだ未知数で大規模な通信障害が起きる可能性も否定できないので、楽天モバイルをメインの回線として使うのはちょっと不安…という声も多く聞かれます。
繰り返しになりますが、通信の質や信頼性を重視するなら、povoを選びましょう。
その他、povoは以下のような方にもおすすめ!
・必要に応じて”トッピング”をするのが面倒ではない人
・欲しい時だけDAZNまたはsmash.を使いたい人
・スマホの設定を自分でできる人(設定ガイドを見ながらできればOKです)
・時々データをたくさん使う日がある人
以上の点について詳しく知りたい方は「povoの特徴」をご覧ください。
楽天モバイルとpovoの特徴
楽天モバイルとpovoはそれぞれどんな人におすすめか簡単にご紹介しましたが、この2社には他にも違いがたくさんあります。
もっと詳しく知りたい方のために、ここでは楽天モバイルとpovoの特徴を解説します!
楽天モバイルの特徴

現役店長から!楽天モバイルの評判・メリット・デメリット
評判
povoだと毎回データ量を購入する必要ありますが、楽天モバイルでは利用料に応じて料金が決まるので使いやすいと金額面では良い評判をよく耳にします。
ただ、auローミングエリアが終了になった地域では電波がつながらないという声も多く上がっています。
ローミングエリアでも、高速データ通信5GBを超えると電波が弱い場所は通信が不安定で使いづらいという声も多いです。
メリット
楽天モバイルは、データ無制限、24時間かけ放題で少ないデータ容量でも使用量によって月額料金が自動で決まるシンプルなワンプラン。
全てのお客様に条件なく最適にご利用頂けますね。
デメリット
高層ビル内や地下など、繋がりづらい場所での速度は不安定で遅くなりがちです。
楽天モバイルは、楽天株式会社が提供する移動体通信サービスです。
2020年4月にMNO(自社回線をもつ通信会社)として携帯電話事業に本格参入し、ドコモ、au、ソフトバンクと並ぶ「第4のキャリア」になりました。
参入して間もないため、大手3キャリアと比較して通信エリアが狭いのが難点ですが、2021年末までに人口カバー率96%へ拡大予定です。(大手3キャリアの4G LTE人口カバー率は99%超)

楽天モバイルの主な特徴をまとめてみました。
・1GBまで0円、3,278円(税込)でデータ使い放題
・電話とSMSも無料(Rakuten Linkアプリ)
・端末購入で大幅ポイント還元あり
・楽天ポイントが貯まる
・全国に楽天モバイルショップがある
以下、ひとつずつ解説します。
1GBまで0円、3,278円(税込)でデータ使い放題
楽天モバイルの料金プラン、Rakuren UN-LIMIT VIは、使ったデータ量に応じて料金が決まる従量制のプラン。

ひと月のデータ量が1GBまでなら0円、20GB以上なら3,278円(税込)で使い放題※という驚きの安さが最大の魅力です。
※楽天回線エリア内に限る。パートナー回線エリアでは5GBまで
楽天モバイルの料金プランについて詳しくは「楽天モバイルの料金プラン」をご覧ください。
電話とSMSも無料

楽天モバイルでは、専用アプリ「Rakuren Link(楽天・リンク)」を使えば電話もSMS(ショートメッセージ)も無料です。
料金プランの1GBまで0円と組み合わせれば、完全に0円で使うこともできます!
端末購入で大幅ポイント還元あり

2021年10月現在、楽天モバイルに申し込んで端末をセット購入すると、最大25,000ポイントのポイント還元が受けられます。(申し込みで5,000ポイント、端末購入で最大20,000ポイント還元)
このキャンペーンを利用すれば、Android端末を実質1円で購入することも可能。
また、iPhoneを購入した場合でも最大20,000ポイントのポイント還元が受けられます。(申し込みで5,000ポイント、他社からMNP乗り換えで15,000ポイント)
新品のiPhoneが実質20,000円引きで購入できるのは魅力的ですね!
楽天ポイントが貯まる

楽天モバイルを使うと楽天ポイントが貯まりやすくなるので、特に楽天会員の方におすすめ!
楽天モバイルの月々の支払い100円につき、楽天ポイント1ポイントが貯まります。貯まったポイントは月々の支払いに使うことも可能です。
また、楽天モバイルの契約中は楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)で楽天市場での買い物時のポイントが+1倍になります。
店舗あり

店舗があるのも、楽天モバイルの大きな魅力です。
2021年10月現在、全国で650以上の楽天モバイル店舗があります。
楽天モバイルの店舗では新規契約、機種変更、初期設定のサポートなどをしてくれます。
「楽天モバイルに申し込みたいけど、オンラインでの申し込みに不安がある…」「スマホの初期設定が自分ではできない…」という場合は、店舗で契約することをおすすめします。
ショップ(店舗)(楽天モバイル公式サイト)でお近くの店舗を検索できます
povoの特徴

現役店長から!povoの評判・メリット・デメリット
評判
トッピングの仕方で、通信費が安く抑えられるなど計画的にデータ量を使う人には評判が良いです。
また通信速度についても、auと比べて特に遅くなった、つながらないなどの声は少ないです。
メリット
au回線を使用しているため、通信速度は安定しています。
自分でデータ使用を把握して計画的に管理できる方や、電波のつながりを重視する方にはpovoがおすすめです。
デメリット
povoのキャンペーンはトッピングサービス購入した場合のみデータ量ボーナスなど、楽天に比べるとキャンペーンのバリエーションが少ないですね。
povoの主な特徴をまとめてみました
・”トッピング”で自分だけのプランが作れる
・auと同じ回線を使用
・auユーザーならMNP不要で乗り換えできる
・端末の販売は無し
・実店舗は無し
以下、ひとつずつ解説します
”トッピング”で自分だけのプランが作れる

povo最大の特徴は、今までにない“トッピング式”のプラン(povo2.0)です。
「データ容量追加」「コンテンツ」「通話(かけ放題)」などのトッピングをすることで、自分の使い方に合わせた最適なプランが作れます。
“トッピング式”料金プランについて詳しくは「povoの料金プラン(povo2.0)」をご覧ください。
トッピング購入はpovo2.0アプリから行います。
データ容量が0になったりトッピングの有効期限が切れたりした場合は、その都度自分でトッピングを追加する必要があります。
このひと手間が面倒に感じる方は、povoへの乗り換えはやめておいた方がいいでしょう。
auと同じ回線を使用

記事冒頭でもご紹介しましたが、povoはauと同じ回線を使用しているので通信速度は非常に速く、一日を通して安定しています。
格安でau品質の快適な通信を楽しみたい!という方にはpovoは非常におすすめです。
povoの通信速度について詳しくは「povoの通信速度」をご覧ください。
欲しい時だけDAZNとsmash.が使える

povoには、DAZN使い放題パック(7日間)760円(税込)、smash.使い放題パック(24時間)220円(税込)というトッピングがあります。
- DAZN(ダゾーン):さまざまなスポーツのライブ配信が見られる動画配信サービス。通常月額1,925円(税込)
- smash.(スマッシュ):SHOWROOM株式会社とKDDIが共同で提供しているスマホでの視聴に特化した動画配信サービス。音楽やドラマなどのコンテンツが充実。通常月額550円(税込)
「見たいスポーツの試合や作品があるけど、通常の月額料金を払うのはちょっと…」という場合、povoなら見たいときだけピンポイントで契約できます。
端末の販売は無し
2021年10月現在、povoでは端末の購入ができません。
povoを契約するときは、今使っているスマートフォンを持ち込むか、SIMフリー(またはau回線に対応した)端末を自分で用意する必要があります。
店舗なし
povoはオンライン専用プランのため、店舗は一切ありません。
auの店舗でもサポートを受けることはできないので注意してください。
なにか分からないことがあった場合も、基本的に公式サイトまたはpovo2.0アプリ上でしかサポートを受けることができません。
オンラインでの手続きに不安がある方、スマホの設定が苦手な方には、店舗のある楽天モバイルの方がおすすめです。
①料金プランで比較
楽天モバイルとpovoではどっちが安く使える?と気になる方のために、ここでは料金プランを比較します。
楽天モバイルのプランもpovoのプランも0円から使えるという点では共通していますが、内容は全く違うので、しっかり確認しておきましょう。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランは、「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ(楽天アンリミット・シックス)」1つだけ。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵは、月にデータをどれだけ使ったかによって料金が決まる”従量制”のプランです。

月のデータ使用量によって、料金は以下のように変わります。
・1GBまで:0円(1回線目のみ)
・3GBまで:1,078円(税込)
・20GBまで:2,178円(税込)
・20GB超:3,278円(税込)で使い放題
データ使用量が1GBまでなら料金は驚きの0円(1回線目のみ)。
データ使用量が20GBを超えても税込3,278円で使い放題なので、これ以上料金が上がる心配はありません。
データをあまり使わない人にも、データをたくさん使う人にもおすすめできるプランです。
ただし、データ使い放題は楽天回線エリアでしか利用できないので注意してください。
パートナー回線エリアでは、au回線にローミングとして切り替わり、5GBまでの通信となり高速通信で使えるデータ容量は最大5GBまでです。
5GB超過後は1Mbpsで使い放題となります。
楽天回線エリアで使ったデータとパートナー回線エリアで使ったデータは合計して料金が計算されます。
例えば、楽天回線エリアで20GB、パートナー回線エリアで5GB使った場合は合計25GBなので、料金は20GB超の3,278円(税込)となります。
povoの料金プラン(povo2.0)

povoの料金プラン「povo2.0」は、”トッピング式”のプランです。
povo2.0は、基本料金0円の基本プランと有料トッピングで構成されています。
0円でできるのは、電話とSMSのみ。
ネットをすることも不可能ではありませんが、通信速度は送受信最大128kbps※(大手キャリアの通信制限時の速度)です。
※メールやSMS、LINEのメッセージなどがギリギリできる程度の速度
「データ使い放題(24時間)」、「3GB(30日間)」、などの有料トッピングをすることで、高速通信でネットが使えるようになります。
有料トッピングの種類と料金は以下の通りです。
トッピング | 料金(税込) |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
データ追加1GB(7日間) | 390円 |
データ追加3GB(30日間) | 990円 |
データ追加20GB(30日間) | 2,700円 |
データ追加60GB(90日間) | 6,490円 |
データ追加150GB(180日間) | 12,980円 |
DAZN使い放題パック(7日間) | 760円 |
smash.使い放題パック(24時間) | 220円 |
5分以内通話かけ放題 | 550円/月 |
通話かけ放題 | 1,650円/月 |
スマホ故障サポート | 830円/月 |
有料トッピングには大きく分けて以下の3種類があります。
・高速データ容量追加
・コンテンツトッピング
・通話トッピング
トッピングによって、有効期限は24時間~180日間と異なります。必要に応じて自分の好きなように組み立てられるのがpovoのメリットです。
例えば、データ3GBと通話かけ放題を使いたい場合は、データ3GB:990円(税込)と通話かけ放題:1,650円(税込)をトッピングして、料金は合計2,650円(税込)となります。
データを全く使わない期間はトッピングをしなければ基本料金0円だけで使うことも可能です。
ただし、povo公式サイトには「※180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあります」という記載があります。
180日間以上0円で使うことはできないので注意してください。
料金比較シミュレーション
楽天モバイルとpovoをそれぞれ1年間使用した場合の料金を比較してみました。
ひと月に使うデータ容量が以下4通りの場合で比較しています。
・~1GBの場合
・1~3GBの場合
・3~20GBの場合
・20GB超の場合
~1GBの場合
楽天モバイル | povo | |
---|---|---|
月額料金 | 0円(1回線目のみ) | 990円~(3GBトッピング) |
1年間の料金 | 0円 | 11,880円~ |
~1GBの場合は、圧倒的に楽天モバイルがお得です。
楽天モバイルは1GBまで0円、さらにRakuten Linkアプリを使えば通話もSMSも無料なので、使い方次第では完全無料で使うことができます。
povoにはそもそも1GB(30日)というトッピングの設定がないため、3GBプランの料金での比較になりました。
データ容量トッピングを全くしなければ0円で使うことも可能ですが、通信速度が128kbpsと超低速になるのでネットを使う場合は不便です。
1~3GBの場合
楽天モバイル | povo | |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1,078円 | 990円~(3GBトッピング) |
1年間の料金(税込) | 12,936円 | 11,880円~ |
1GB~3GB程度使う場合は、povoの方がお得です。
povoなら3GB(30日)トッピングが税込990円で使えます。ただし30日間トッピングなので、31日ある月は追加のトッピングが必要です。
~20GBの場合
楽天モバイル | povo | ||
---|---|---|---|
20GB(30日) | 60GB(90日) | ||
月額料金 | 2,178円 | 2,700円 | 2,163円(30日換算) |
1年間の料金 | 26,136円 | 32,400円 | 25,956円 |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
3GB~20GB程度使う場合は、楽天モバイルの方がお得です。
楽天モバイルは20GBまでなら2,178円(税込)で使えますが、povoの20GB(30日間)トッピングは2,700円(税込)です。
でも、60GB(90日)をトッピングして月20GBずつ使っていけば、ひと月当たりの料金は2,163円(税込)になるのでpovoの方がお得になります。
20GB超の場合
楽天モバイル | povo | |
---|---|---|
月額料金 | 3,278円で使い放題 | 25GB:2,163円~ |
1年間の料金 | 39,336円 | 使えば使うほど追加トッピングが必要 |
※表は右にスクロールできます。
20GBを超えて使う場合は、3,278円(税込)で使い放題になる楽天モバイルの方がお得です。
povoでひと月20GB以上を使いたいなら、150GB(180日)をトッピングして月に25GBずつ使った場合の2,163円(ひと月分に換算)が最安料金になります。
povoでそれ以上データを使いたい場合は追加トッピングが必要になるので、楽天モバイルでの使い放題料金3,278円はすぐに超えてしまうでしょう。
ただし使い方によっては、トッピングの組み合わせでpovoの方がお得になるケースもあります。詳しくは「楽天モバイルとpovoをデータ容量で比較」をご覧ください。
②通信速度で比較
ここでは、気になる通信速度を比較します。
povoはauと同じ回線を使っているので、通信速度はかなり速いはず!と予想できますが、楽天モバイルの楽天回線はどのくらいの速度が出るのか未知数です。
そこで、みんなの通信速度測定結果が見られるみんそく(みんなのネット回線速度)で楽天モバイルとpovoの通信速度を調べて比較してみました!
楽天モバイルの通信速度
楽天モバイルは自社の楽天回線を利用しています。
2021年10月現在、楽天回線の通信速度は大手3キャリアほど速くはありませんが、十分速い通信速度が出ています。
また格安SIMのように、お昼や夕方など通信が混雑する時間帯に速度が落ちることはありません。
以下の画像は、みんそくの楽天モバイル通信速度レポートです。(2021年10月現在直近3ヵ月の5,447件の測定結果平均値)

平均ダウンロート速度31.25Mbpsとまぁまぁ速い速度が出ています。
「まぁまぁ速い」という微妙な表現になりましたが、大手3キャリアと比較すると遅いというだけで、31.25Mbpsは十分な速度です。
Google公式のYouTubeヘルプによると、YouTubeの最高画質の動画(4K)を視聴するために推奨される持続的な速度は20Mbpsとされています。
楽天モバイルではそれより10Mbps以上速い速度が出ているので、快適にネットを楽しむことができるでしょう。
また、楽天モバイルは格安SIMとは違い、どの時間帯でも速い通信速度が出ます。
みんそくでは、時間帯別の平均速度情報も見ることができます。
以下は、楽天モバイルの時間帯別平均速度情報です。(2021年10月現在直近3ヵ月の測定平均値)

ここで特に注目したいのは、お昼と夕方~夜の速度です。他の時間帯と比較して、速度があまり落ちていません。
大手キャリアから回線を借りて運営している格安SIMでは、通信の混雑するお昼、そして夕方~夜の時間帯に速度が遅くなります。
でも楽天モバイルなら自社回線を使っているので、いつでも速い通信速度でネットが楽しめます!
povoの通信速度
povoはauと同じ回線を使っているので、通信速度は楽天モバイル以上に早く、一日を通して安定しています。
以下の画像は、みんそくのpovo通信速度レポートです。(2021年10月現在直近3ヵ月の平均値)

平均ダウンロード速度69.46Mbpsで、楽天モバイルより倍以上速い速度が出ています。
また、povoの時間帯別平均速度は以下のようになっています。

一日を通して非常に速い速度が出ているのが分かりますね。
楽天モバイルとpovoの通信速度(ダウンロード)の違いを分かりやすくするために、表にしてみました。
楽天モバイル | povo | |
---|---|---|
平均ダウンロード速度 | 31.25Mbps | 69.46Mbps |
朝 | 33.51Mbps | 63.14Mbps |
昼 | 26.71Mbps | 71.69Mbps |
夕方 | 31.52Mbps | 76.9Mbps |
夜 | 26.95Mbps | 53.68Mbps |
深夜 | 34.44Mbps | 63.46Mbps |
どの時間帯でも、楽天モバイルよりpovoの方が2倍程度速度が速くなっています。
通信速度比較のまとめとして、楽天モバイルの通信速度は十分速いですが、povoの方が楽天モバイルの2倍速いです。
2021年10月現在、楽天モバイルはまだ設備増強中のため、これから両社の差は縮まっていくかもしれません。
でも今のところ、より快適な通信が楽しみたいならpovoの方がおすすめです。
とくに、どちらかを契約して家のインターネットをすべてスマホのテザリングで済ませよう※とお考えなら、povoを選んだ方がより快適に使えます。
※楽天モバイルとpovoはどちらもテザリングのデータ容量が無制限です。
③データ容量で比較
楽天モバイルのプランは月額制ですが、povoのプランは必要に応じてデータ容量を追加する“トッピング式”です。
それで、楽天モバイルとpovoのプランを単純に比較するのはちょっと難しいところがありますよね。
そこで、データ容量ごとに、両社のプランにはどんな特徴があるのか比較してみました。
まず、楽天モバイルとpovoのデータ容量の設定を確認しておきましょう。
楽天モバイル※ | povo | |
---|---|---|
0GB | 0円 | 0円(128kbps) |
~1GB | 0円(1回線目のみ) | 390円(7日間) |
1~3GB | 1,078円 | 990円(30日間) |
3~20GB | 2,178円 |
2,700円(30日間) |
20GB超 | 3,278円で使い放題 | データ使い放題:330円(24時間) |
60GB:6,490円(90日間) | ||
150GB:12,980円(180日間) |
※価格は税込表示です。
※表は右にスクロールできます。
0GB、~1GB、~3GB、~20GB、20GB超それぞれの場合で、楽天モバイルとpovoどちらの方がお得に使えるのか、それぞれどんな特徴があるのかを比較します!
・0GBの場合
・~1GBの場合
・~3GBの場合
・20GB超の場合
0GB
まずは、高速データ容量0GBの場合を比較してみましょう。
楽天モバイルのプランは、1GBまで0円(1回線目のみ)なので、データ容量を全く使わなければもちろん料金は0円です。

通話とSMS(ショートメール)はRakuten Linkアプリを使えば無料なので、完全無料が実現できます。
povoでは、高速データ容量を全く使わないなら“データ容量追加トッピング”をしなければ0円で使えます。(電話・SMSは有料です)

データ容量追加をしなくても128kbpsの通信速度(大手キャリアの通信制限時の速度)でネットが使えるので、メールやSMS、LINEのメッセージくらいなら可能です。
また、「ネットは全く使わないけど電話は必要」という場合は、5分かけ放題(550円)または通話かけ放題(1,650円)トッピングだけを追加することもできます。
~1GB
次は~1GBの場合です。
楽天モバイルでは1GBまで0円(1回線目のみ)なので、月のデータ容量を1GB以内に抑えれば料金は0円です。

通話とSMSはRakuten Linkアプリで無料なので、この場合も完全無料が実現できます。
povoには“データ追加1GB(7日間)390円”というトッピングがあります。1ヵ月1GBではなく、7日間1GBなので注意してください。

「普段はネットは使わないけど、時々少しだけ使いたいときがある」という場合はこのトッピングを使うとよさそうです。
1~3GB

楽天モバイルは月のデータ容量が1GBを超えて3GBまでなら1,078円(税込)です。

povoには“データ追加3GB(30日)990円(税込)”というトッピングがあります。楽天モバイルより少しだけ安い料金設定です。
3~20GB

楽天モバイルは月のデータ容量が3GBを超えて20GBまでなら2,178円(税込)です。
povoには“データ追加20GB(30日)2,700円(税込)”というトッピングがあります。楽天モバイルより500円ちょっと高い料金設定です。

povoで20GB使うなら、60GBトッピング、150GBトッピングを使えば楽天モバイルよりお得になります。詳しくは次の見出しを参考にしてみて下さい!
20GB超

楽天モバイルでは月のデータ容量が20GBを超えると、3,278円(税込)で使い放題です。
povoには“データ使い放題(24時間)330円”トッピングがありますが、仮にこれを毎日使うと料金は9,900円(税込)程度とかなり高額になってしまいます。
データを毎日とにかくたくさん使うなら、基本的には楽天モバイルがおすすめです。
でも、povoには“データ追加60GB(90日間)6,490円(税込)”と“データ追加150GB(180日間)12,980円(税込)”というトッピングがあります。

30日ごとで考えると20GBを2,163円(税込)、25GBを2,163円(税込)で使えるので、楽天モバイルのプランよりも安くなります。
さらに、この2つのトッピングとデータ使い放題トッピングの組み合わせもおすすめです。
データ使い放題(24時間)は1ヵ月に3回使っても990円なので、2,163円+990円=3,153円(税込)で楽天モバイルの使い放題プランよりも安くなります。
ひと月にネットをたくさん使う日が数日だけある、という場合はpovoも検討してみましょう。
データ容量比較まとめ
データ容量比較のまとめです。
ひと月のデータ容量が0~1GBの間なら、楽天モバイルを選んだ方がお得です。そもそもpovoには1ヵ月(30日)1GBというトッピングがありません。
1~3GBの間なら、povoの方がお得に使えます。
3~20GBの場合は、楽天モバイルの方がお得ですが、60GBまたは150GBトッピングで長く使えばpovoの方が安くなります。
20GB超の場合は、3,278円(税込)で使い放題の楽天モバイルがおすすめです。
でも、ネットをたくさん使う日が月に数日だけなら、60GB,150GB+データ使い放題トッピングでpovoの方が安くなるケースもありますよ!
④キャンペーンで比較
結論、申し込み時のお得なキャンペーンで選ぶなら、圧倒的に楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルでは、常時大幅な楽天ポイント還元などのお得なキャンペーンを実施しています。
ここでは、2021年10月現在楽天モバイルとpovoで開催されている主なキャンペーンをご紹介します。
楽天モバイルのキャンペーン
2021年10月現在、楽天モバイルでは20以上のキャンペーンが開催されています。その中でも特にお得なおすすめキャンペーンは以下の3つです。
Rakuten UN-LIMIT VIプラン料金3ヵ月無料キャンペーン

Rakuten UN-LIMIT VIプラン料金3ヵ月無料キャンペーンは、Rakuten UN-LIMIT VIプランを申し込んだ人すべてに適用されるキャンペーンです。
新規申し込みの場合でも、他社からMNPで乗り換えた場合でも、楽天モバイルの他プランから移行した場合でも適用されます。
以下で紹介しているようなポイント還元キャンペーンと同時に適用されるのでとってもお得です!
Rakuten UN-LIMIT VIお申込みキャンペーン

Rakuten UN-LIMIT VIお申込みキャンペーンは、初めてRakuren UN-LIMIT VIを申し込み、対象のAndroid端末をセットで購入した人に適用されます。
初めてRakuren UN-LIMIT VIを申し込んだ人に5,000円相当の楽天ポイント、さらに対象製品のセット購入で最大20,000円相当の楽天ポイントが還元されます。
このキャンペーンを利用すれば、実質1円で購入できる端末もあるので非常におすすめです!
キャンペーンが適用されるには、楽天回線開通後Rakuten Linkアプリを使う必要があるので注意してください。
お持ちのiPhoneで超トク乗り換えキャンペーン

お持ちのiPhoneで超トク乗り換えキャンペーンは、他社から端末持ち込みで乗り換えた人(MNP)に適用されるキャンペーンです。
初めてRakuren UN-LIMIT VIを申し込んだ人に5,000円相当の楽天ポイント、さらに他社からの乗り換えで15,000円相当の楽天ポイントが還元されます。
iPhone以外を持ち込んだ人にも適用されますが、iPhone以外の端末はSIMロック解除をしても楽天回線で使えない可能性があるので注意して下さい。
端末持ち込みで楽天モバイルに申し込む場合は、必ず楽天回線対応製品(楽天モバイル公式サイト)を確認しておきましょう。
また、キャンペーンが適用されるには、楽天回線開通後Rakuten Linkアプリを使う必要があるのでこの点も注意が必要です。
他にも楽天モバイルでは、以下のようなキャンペーンを実施中です!
- 家族5人紹介で、みんなで最大15,000ポイントプレゼントキャンペーン
- 楽天モバイルでAndroidご利用の方限定!YouTube Premium 3カ月無料
- 【楽天ひかりWキャンペーン】月額基本料1年無料+工事費無料(楽天ひかりの月額基本料1年間無料+今なら工事費無料)
ぜひ、公式サイトをチェックしてみてください!
povoのキャンペーン

2021年10月現在、povoでは初回購入データに応じたデータボーナスキャンペーンを実施中です。
エントリーのうえ、povo2.0のデータトッピングを購入した人全員に300MB~最大20GBの追加データがボーナスとしてプレゼントされます。
povoを申し込むなら、必ず以下のページからキャンペーンにエントリーしておきましょう!
povoで現在開催されているのはこのキャンペーン1つだけです。
申し込み時のキャンペーンのお得さで選ぶなら、楽天モバイルがおすすめですよ。
まとめ
この記事では、楽天モバイルとpovoを比較しました。
◆楽天モバイルの特徴 ◆
・データ容量1GBまで0円、税込3,278円で使い放題(楽天回線エリア)
・電話とSMSも無料(Rakuten Linkアプリ)
・端末購入で大幅ポイント還元あり
・楽天ポイントが貯まる
・全国に楽天モバイルショップがある
◆povoの特徴◆
・”トッピング”で自分だけのプランが作れる
・auと同じ回線を使用
・auユーザーならMNP不要で乗り換えできる
・端末の販売は無し
・店舗でのサポートは一切なし
端末販売や店頭サポートの有無など、自分にとって必要なポイントを”トッピング”して考えていくと良いですね。最適なスマホキャリア選びの参考になれば幸いです。
2021年10月時点の調査内容です。