
家族が多い方は、通信料が高くて困っていませんか?
スマホ料金を下げるために格安SIM(MVNO)に切り替える方が増えています。
やはり3大キャリアのau・ドコモ・ソフトバンクに比べると、月額料金を下げることができるのが魅力です。
1人でも毎月数千円変わってくるので、家族で乗り換えると毎月数万円差額が出ることもあります。
しかし、家族でおトクに利用したいのであれば、どこの格安SIMを選んでもいいというわけではありません。
家族割引をおこなっていることや、家族がおトクになる料金プランを提供している格安SIMを選ぶ必要があります。
家族全体の使い方を考えれば、家族にあった格安SIM事業者を見つけることができますよ。
この記事では、家族割引を取り入れている格安SIMだけではなく、家族で使うときにうれしいサービスを取り入れている格安SIMをまとめて紹介していきます。
また、家族で格安SIMに乗り換えるときに気をつけたいことも紹介しているので、乗り換えで失敗をしないためにも確認しておきましょう。
プロの声!家族割引でよくある質問
「家族」の定義ってなに?
ワイモバイルでは「家族(血縁・婚姻)」または「同住所」であることが条件として家族割引の適用ができます。
親族関係を示す親等の条件はなしのため、住所が同居であれば内縁であってもOKです。
ただし、お手続きには、ご家族、または同住所であることを確認するため「家族確認書類」が必要です。
その他、定義はキャリアによって異なるので、家族割引を適用させたい場合、条件と必要書類は事前に確認しておきましょう!
家族で格安SIMに乗り換えるメリット
家族で格安SIMに乗り換えることによっての最大のメリットは、料金が安くなることです。
ただ、どのように料金が安くなるのか、また他にどのようなメリットがあるのかということも大切なポイントになってきます。
プロから見た家族で乗り換えるメリット
やはり大きなメリットは『家族割引』が適用されることですね。
家族と一緒に同じキャリアに乗り換えることで月額使用料が大幅に割引になります。
家族で乗り換える予定がある方は、家族割引や複数購入キャンペーンのある格安SIM社を検討すると良いでしょう。
ここからは、家族で格安SIMに乗り換えるメリットをその他3つに絞って解説していきます。
家族間の通話料金がおトクに
ひとつめのメリットは、家族間通話がおトクになるということです。
家族間通話の割引をおこなっている格安SIMはいくつかありますが、その中でもIIJmioの家族間通話割引はとてもおトクです。

家族間通話 | 通話定額利用時 | |
---|---|---|
割引内容 | 家族間の通話料金が30秒8.8円になる | ・「だれとでも3分」(月額660円)加入で家族間通話が1回あたり10分無料
・「だれとでも10分」(月額913円)加入で家族間通話が1回あたり30分無料 |
割引条件 | ・同一契約(同一ID) ・最大10回線 |
・同一契約(同一ID) ・最大10回線 ・通話定額を利用していること ・みおふぉんダイヤルからの国内発信であること |
【IIJmioの通話料金割引】
IIJmioの家族間通話の通話料金設定は、通常だと30秒11円(税込)なのに対して30秒8.8円(税込)と、安くなります。
さらに、通話定額利用時には1回あたり無料になる通話時間が増えるので、長電話をする方でも安心して使うことが可能です。
データシェアが可能
3大キャリアのau・ドコモ・ソフトバンクでも以前は、家族データシェアのプランを用意していました。
しかし大容量のプランが出たことによって、家族データシェアプランの需要がなくなり現在は提供していません。
逆に格安SIMは、少ないデータ量で設定することによって毎月の料金を下げることが最大のメリットです。
そのため、家族データシェアのプランを取り入れて通信料を安くできる場合があります。
形は異なりますが、家族間でシェアできる料金設定を各社用意しています。
mineo(マイネオ) | BIGLOBEモバイル | IIJmio | |
---|---|---|---|
内容 | 前月からくりこししたデータをメンバー内でシェアできる。 | 主回線に対して家族SIMを追加し、データ容量をシェアできる。 | 同一mioID内で複数端末とデータ容量のシェアできる。 |
割引の適用条件に関しては、後ほど詳しく解説していきます。
データシェアを利用する場合は、1人1人どれくらい使用するかをしっかりと把握した上で申し込むと安心です。
契約が一本化され管理しやすい
今まで家族が別々の携帯会社を使っていた場合は、料金がかなり安くなるほか、料金の管理がしやすくるというメリットもあります。
近頃は、かなりシンプルになってきたスマホの料金プランですが、まだわかりにくいこともたくさんありますよね。
契約者を統一しないにしても、携帯会社はそろえた方が管理をしやすくなります。
また、同じ時期に契約することにより、本体代の分割が終わるタイミングや、更新月が合うので切り替え手続きをまとめてできるようにもなります。
家族で格安SIMに乗り換えるデメリット・注意点
プロから見た家族で乗り換えるデメリット
契約後によくあるトラブルでもあるのですが、月々の支払方法がクレジットカード払いの格安SIM会社が多く、契約者名義のクレジットカードのみでの支払いとなる場合は、利用者別に支払いを分けることができません。
個別請求をしたい場合は、事前に確認をしておきましょう。
かなりメリットの多い格安SIMですが、使い方や家族構成によっては、デメリットを感じることもあります。
また、注意しておかないと手続きが複雑になり、乗り換えに使う時間がとても長くなってしまうことも。
できるだけスムーズに手続きができるように、しっかりと確認しておきましょう。
契約できるプランが限られている
格安SIM事業者によって変わりますが、家族割引やシェアプランを適用できるプランが限られていることがあります。
よくあるのが最安の料金プランでは適用できないパターンです。
この場合だと、最安の料金プランと比較して少し高くなることがあるので、確認しておいた方がいいでしょう。
ただこのような場合は少額増やすだけで、かなりプランの使い勝手が上がることもあります。
料金を少しでも安くしたいのか、それとも使い勝手を優先するのかを考えて選択しましょう。
いずれにしても、3大キャリアからの切り替えであれば基本的には安くなりますが念のため、各ホームページから料金シミュレーションをしておくと安心です。
この後のおすすめ格安SIMの項目では、料金シミュレーションをおこなっています。
格安SIM事業者を選択する参考にしてみてくださいね。
契約の名義の統一が必要な場合がある
家族割引を受けるための条件は、格安SIM事業者によって異なります。
移転元事業者では家族割引の適用ができても、移転先だと名義変更が必要な場合があります。
参考までに、BIGLOBEの適用条件をご紹介します。

また、同一契約にする必要がある場合、名義変更の登録が必要になります。
移転先の格安SIM事業者でも変更可能な場合もありますが、基本的には現在契約している移転元事業者で名義変更登録をするようにしましょう。
名義変更登録が完了するまでは、短くて1日、長くて1週間以上かかる場合もあります。
名義変更が必要だとわかった時点で、なるべく早めに手続きをしておきましょう。
家族割引のある、おすすめ格安SIM5社比較
ここからは家族割引、または家族で使うとおトクになる格安SIMを5社紹介します。
割引のタイプや適用条件までわかりやすく解説していきます。
・ワイモバイル
・UQモバイル
・mineo(マイネオ)
・BIGLOBEモバイル
・IIJmio
【おすすめ格安SIM概要】
料金 | データ容量 | 通話オプション | 割引方法 | |
---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 月額2,178円〜 | ・3GB ・15GB ・25GB |
・24時間かけ放題 ・10分かけ放題 |
・料金値引き |
UQモバイル | 月額1,628円〜 | ・3GB ・15GB ・25GB |
・24時間かけ放題 ・10分かけ放題 ・通話パック(60分/月) |
・料金値引き |
maineo(マイネオ) | 月額1,298円〜 | ・1GB ・5GB ・10GB ・20GB |
・専用通話アプリ ・専用通話アプリ10分かけ放題 ・IP通話アプリ ・通話パック(60分/月・30分/月) |
・料金値引き ・データシェア(パケットギフト・パケットシェア) |
BIGLOBEモバイル | 月額1,078円〜 | ・1GB(音声通話SIMのみ) ・3GB ・6GB ・12GB ・20GB ・30GB |
・専用通話アプリ ・専用通話アプリ10分かけ放題 ・専用通話アプリ3分かけ放題 ・専用通話アプリによる通話パック(90分/月・60分/月) |
・料金値引き ・データシェア |
IIJmio | 月額858円〜 | ・2GB ・4GB ・8GB ・15GB ・20GB |
・専用通話アプリ ・同一ID間割引 ・だれとでも3分&家族と10分 ・だれとでも10分&家族と30分 |
・データシェア ・家族間通話割引 |
ワイモバイル

プロが特におすすめ!
ワイモバイルは、2台目以降月々1,188円割引になります。
二台目以降の回線全てなので、家族で2回線以上申し込む場合は、別々で契約するよりも特にお得になります。
ワイモバイルはソフトバンクのサブキャリアとして人気の格安SIM事業者です。
PayPayを使ったキャンペーンが多いのでPayPayユーザーには特におすすめです。
シェアプランは提供しておらず、家族割引に特化しているため、シェアプランを組みたくない方は使いやすくなっています。
【家族割引の概要】
割引タイプ・名称 | 料金値引き・家族割引サービス |
---|---|
割引内容 | 2回線目以降月額1,188円割引 |
割引条件 | ・家族関係または同住所に住んでいることが証明できること ・最大9回線 |
家族割引として、2回線目以降、月額1,188円(税込)割引と、とても高額な割引を用意しています。
今回紹介する格安SIMの中でも、割引金額は一番高いです。
通信速度などの利用環境を考えても、ソフトバンク利用時と同じ速度、優先度でソフトバンク回線を利用できます。
格安SIMに乗り換えるにあたって、通信速度が気になる方でも安心です。
また、速度制限後も1Mbpsで利用可能なため、制限がかかっても一般的な通信には困りません。
格安SIMに切り替えた後でも、たくさんインターネットをしたい方やシェアプランを組みたくない方にはおすすめです。
ワイモバイルを家族4人で利用した場合の料金シミュレーション
ここまで説明してきた内容で、実際に家族4人がワイモバイルを契約した時の料金をご紹介します。
料金プランは「プランS」で、オプション関係は何もつけません。
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
プランS | 月額5,148円 | 主回線 月額2,178円×1 副回線 月額990円×3 |
使えるデータ容量は、「データ増量オプション」が無料で使える1年目は5GB、2年目以降は3GBになります。
ソフトバンクの通信回線を利用できて、同様のサービスを受けられる上に1人あたりの利用料金が1,287円(税込)で利用できるのはかなりおトクですね。
UQモバイル

UQモバイルは、auのサブキャリアとして人気の格安SIM事業者です。
通信速度や安定性などに定評があるため、格安SIMに変更後も安定した速度でインターネットを使いたい方におすすめです。
現在は、家族割引やシェアプランは提供していないため、自宅の電気をまとめた場合の割引を紹介します。
【家族割引の概要】
割引タイプ・名称 | 料金値引き・自宅セット割(でんきコース) |
---|---|
割引内容 | ・くりこしプランS 月額638円割引 ・くりこしプランM 月額638円割引 ・くりこしプランL 月額858円割引 |
割引条件 | ・契約者と同一姓、同一住所であること ・対象のでんきサービスに申し込むこと |
「UQでんき」または「auでんき」を利用している方が対象です。
9月2日から開始した新しいプランの「くりこしプラン」から割引されます。
S・Mなら月額638円(税込)の割引、Lなら月額858円(税込)の割引が適用されます。
さらにM・Lプランに申し込んだ場合は、速度制限後も1Mbpsで利用することができます。
そのため、ワイモバイルと同様にたくさんインターネットを利用したい方も快適に使うことができるでしょう。
UQモバイルを家族4人で利用した場合の料金シミュレーション
ここからは、家族4人でUQモバイルを利用した場合の料金シミュレーションをしていきます。
料金プランは「くりこしプランS+5GB」で、「自宅セット割(でんきコース)」に加入した計算です。
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
くりこしプランS+5GB | 月額3,960円 | 月額990円×4 |
「くりこしプランS+5GB」も、ワイモバイルの「Sプラン」と同様に1年間は「増量オプション」が無料で適用されるため5GB使用可能です。
「自宅セット割(でんきコース)」を使用しているとはいえ、1回線あたり月額990円(税込)は、とても安いですね。
mineo(マイネオ)

マイネオはau・ドコモ・ソフトバンクの3キャリアの回線から好きな回線を選ぶことができます。
他のキャリアにはない独自のオプション・サービスが魅力です。
【家族割引の概要】
割引タイプ・名称 | 通信料値引き パケットシェア |
---|---|
割引内容 | 各回線から月額55円割引 前月からくりこししたデータをメンバー内でシェア |
割引条件 | ・家族関係または同住所に住んでいることが証明できること ・同性パートナーや事実婚も対象 ・最大5回線まで ・事前にメンバー登録を完了させておくこと ・最大10回線まで |
通信料値引きは、月額55円(税込)と少なめではありますが、2回線目以上の契約で1回線目から割引が適用になります。
適用条件が広く、割引を申し込みやすくしているのでありがたいですね。
パケットシェアは、事前に登録しておいたメンバー内で、前月に余った容量をシェアできるというものです。
通常の家族データシェアと違って、一ヵ月分まるまるシェアするということはできません。
しかし、1人が使いすぎて全員が速度制限にかかるといった、家族データシェアによくあるトラブルが起きないのがメリットです。
さらに、マイネオには「フリータンク」というサービスがあります。
このサービスは、全国のマイネオユーザーとパケットをシェアすることができるものです。
余ったデータ容量をタンクに入れて貯めておき、足りなくなったときにタンクから分けてもらうということができます。
家族でデータシェアをしても使いきらなったときに、他の人に分けられるというのもいいですね。

【フリータンクのデータ容量をもらうときの条件】
残容量 | 500MB以下になったとき |
1回で引き出せる容量 | 500MBまで |
1ヵ月の利用回数上限 | 2回まで |
mineo(マイネオ)を家族4人で利用した場合の料金シミュレーション
ここからは実際にマイネオを家族4人で利用した場合の料金シミュレーションを紹介していきます。
料金プランは「デュアルタイプ5GB」です。
マイネオには1GBの料金プランもあるので最安料金ではないですが、他の料金プランとの比較がしやすいように5GBを選択しました。
通話定額オプションは加入しない状態の料金で計算しています。
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
デュアルタイプ5GB | 月額5,852円 | 月額1,463円×4 |
今回ご紹介したプランは5GBの固定容量のため、ここまでのワイモバイルやUQに比べるとやや高くなってしまいました。
しかし、家族間通話が多い方や1年目以降も5GB程度のデータ容量を利用する方には、おすすめできます。
BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは、auとドコモから回線を選ぶことができます。
通話系のオプションが細かく用意されていたり、エンタメ系のオプションが用意されていたり、と細かくオプションを選びたい方におすすめです。
【家族割引の概要】
割引タイプ・名称 | 通信料値引き・BIGLOBE家族割 | データシェア・シェアSIMカード追加サービス |
---|---|---|
割引内容 | 2回線目以降 月額220円割引 | ・主回線に対して家族SIMを追加できる。
・家族SIMは、以下の割引された料金で利用できる。 ・データSIM 月額220円 |
割引条件 | ・家族関係または同住所に住んでいることが証明できること ・請求先を一括にすること ・最大4回線まで |
・同一名義であること ・主回線が3GB以上のプランに加入していること ・副回線は最大4枚まで |
家族割引は2回線目以降、月額220円(税込)の割引を受けることができます。
別住所でも申し込むことはできますが、請求先を一括にする必要があるので注意してください。
データシェアプランは、主回線に副回線をひもづける形で使うことができます。
家族用のSIMカードはデータ用で月額220円(税込)、SMS機能付きが月額352円(税込)、音声通話機能付きが月額990円(税込)で利用可能です。
主回線は3GBから30GBまで選択可能ですが、使用量によっては、BIGLOBE家族割の方が安くなる場合もあります。
家族全体で使用するデータ量に応じて選択しましょう。
さらにBIGLOBEでは、エンタメ系のサービスをデータ容量無制限で利用できる「エンタメフリーオプション」があります。
よく利用するサービスが下記に当てはまるのであれば、利用も検討してください。
データ容量を増やすのではなく、エンタメフリーオプションに加入した方が毎月の料金を安くできる場合があります。
【エンタメフリーオプション】

料金 | 月額308円 |
動画配信サービス | YouTube ABEMA U-NEXT YouTube Kids |
音楽・ラジオ配信サービス | YouTube Music Apple Music Spotify AWA Amazon Music LINE MUSIC radiko らじる★らじる dヒッツ RecMusic*1 楽天ミュージック |
電子書籍配信サービス | dマガジン dブック 楽天マガジン 楽天Kobo その他のアプリ Facebook Messenger au PAY マーケット |
BIGLOBEモバイルを家族4人で利用した場合の料金シミュレーション
ここからは、実際に家族4人でBIGLOBEモバイルを利用した場合の料金を紹介していきます。
料金プランは3ギガプランで「BIGLOBE家族割」を適用した場合の料金と「シェアSIMカード追加サービス」を利用する2パターンで計算していきます。
【BIGLOBE家族割利用時】
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
3ギガプラン | 1年目 月額2,420円 2年目以降 月額4,620円 |
主回線×1 1年目 月額770円 2年目 月額1,320円 副回線×3 |
BIGLOBEモバイルは、1年目の料金に対して月額550円(税込)の割引が入ることにより、とても安くなっています。
家族4台分のスマホ基本料金が2,420円というのは安すぎますよね。
【シェアSIMカード追加サービス】
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
音声通話SIM 12GB シェアSIM(音声通話あり)×3 |
1年目 月額6,160円 2年目 月額6,710円 |
・主回線×1 1年目 月額3,190円 2年目 月額3,740円 ・副回線×3 |
こちらでは、主回線に12GBのデータ容量をつけて、副回線を3回線つける場合のシミュレーションをしました。
1回線あたりに割り振れるデータ容量は4GBになるので、家族割引適用時よりも少し多くなります。
1回線あたりの料金は1年目、月額1,540円(税込)2年目、月額1,602円(税込)と他のサービスと比べると、いまいちパッとしません。
12GBギリギリ使うのであればおトクな料金設定ですが、利用料が少ない方には「BIGLOBE家族割」の方がよさそうに思えます。
しかし「シェアSIMカード追加サービス」の醍醐味は副回線をデータSIMにできることだと思います。
例えば副回線のうち2回線を子供が利用すると仮定してデータSIMにしたらどうなるかみてみましょう。
【シェアSIMカード(副回線の内2回線をデータSIMにした場合)】
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
音声通話SIM 12GB シェアSIM (音声通話あり)×1 シェアSIM(データのみ)×2 |
1年目 月額4,620円 2年目 月額5,170円 |
主回線 1年目 月額3,190円 2年目 月額3,740円 副回線 月額990円×1 副回線 月額220円×2 |
この場合だと、副回線に関しては通話ができないのでアプリなどを利用する必要はあります。
しかし、1回線あたりの金額を1年目、月額1,155円(税込)2年目、月額1,292円(税込)に落とすことができます。
料金を抑えるために、サービスを削る方法にはなりますが、格安SIMのメリットを最大限に活かす方法です。
インターネット通信がメインの場合は検討してみてはいかがでしょうか。
IIJmio

IIJmioでは、家族でおトクになるサービスを積極的に提供しています。
特に、家族間通話が多い方やシェアプランで申し込みたい方は、快適に使うことができるでしょう。
シェア回線数の上限が10回線と多いため、大家族の方も必見です。
通信回線はauとドコモから選択できるようになっています。
【家族割引の概要】
割引タイプ・名称 | データシェア | 通話料割引・家族間通話 | 通話料割引・通話定額利用時 |
---|---|---|---|
割引内容 | 同一「mioID」内で複数端末とデータ容量のシェアが可能 | 家族間の通話料金が30秒8.8円になる | 「だれとでも3分」(月額660円)加入で家族間通話が1回あたり10分無料 「だれとでも10分」(月額913円)加入で家族間通話が1回あたり30分無料 |
割引条件 | 割引条件 ・「ギガプラン」に申し込んでいること ・シェアグループを事前に作成すること ・同一契約(同一ID)であること ・最大10回線 |
・同一契約(同一ID)であること ・最大10回線 |
・同一契約(同一ID)であること ・最大10回線 ・通話定額を利用していること ・みおふぉんダイヤルからの国内発信であること |
データシェアは、最大10回線まで対応しており大家族にも対応しています。
さらに、同一「mioID」内では複数のグループに分けて設定することができます。
例えば両親だけのグループと子供だけのグループを作ることが可能です。
副回線の料金は、3台目までSIM利用料金がかかりません。
このことによって料金がかなり安くなっています。
また、家族間通話に割引がついており、家族間の通話は30秒8.8円(税込)です。
通常の国内通話は30秒11円(税込)なので、家族間の細かい通話が多い方にはメリットになるでしょう。
さらに、通話定額サービスに加入したときの1回あたりの通話無料時間が増えるようにもなっています。
「だれとでも3分」加入時には、家族間通話が1回あたり10分まで無料になり、
「だれとでも10分」加入時には、家族間通話が1回あたり30分無料になります。
家族間で長い通話をする方にとっては、とても使いやすくなるサービスです。
IIJmioを家族4人で利用した場合の料金シミュレーション
ここからは、IIJmioを家族4人で利用した場合の料金シミュレーションをご紹介していきます。
料金プランはファミリーシェアプランで、通話定額利用料は未加入の計算です。
契約プラン | 料金 | 料金の内訳 |
---|---|---|
ファミリーシェアプラン | 月額3,586円 | 主回線 月額3,586円×1 副回線 月額0円 ×3 |
IIJmioは、副回線のSIM利用料が3回線まで無料になるので、12GB使える料金プランを選んでもかなり安く使えます。
1回線あたりの料金は月額897円(税込)と破格の料金設定になっています。
家族データシェアを組むことができる家庭であれば、イチオシの格安SIM事業者です。
まとめ
この記事では、格安SIMに家族で乗り換えるときのおすすめ格安SIM事業者について解説してきました。
・ワイモバイルは2回線目以降の家族回線に月額1,188円(税込)の高額の割引が適用される。
・UQモバイルは、「自宅セット割(でんきコース)」を活用した料金プランがおすすめ。
・mineo(マイネオ)は家族割引とデータシェアをうまく活用することで、おトクに使うことができる。
・BIGLOBEモバイルは、家族割引とシェアプランをうまく選択することによっておトクに使うことができる。
・IIJmioは、家族データシェアを利用できる家庭がとても安くなる。
それぞれ特徴がありましたが、家族割だけにとらわれず使い方に合わせてサービスを選ぶことで、今までよりも格段に安く家族でスマホを使えることがわかりました。
気になった格安SIMがあったら、一度料金シミュレーションをしてみてください。
2021年10月時点の調査内容です。